今季終了後、FAとなる可能性が極めて高いカーメロ・アンソニーは、これまで「ニューヨークにい続けたい」と話していた。

だが、若干ではあるが心境に変化が生じ始めたようだ。

先日のダラス・マーベリックス戦で今季のニックスを象徴するかのような逆転負けを喫した後、アンソニーは落胆を隠せなかった。

それと同時に、ニックスに対しても失望し始めている。

「ニックスにいたいと思ってる。でも、チームを返り咲きさせるためにフロントがどんな計画を立ててるのか知りたい。シーズンが終わるまでそれに気をそがれることはないけどね」

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これまで、アンソニーがフロントについて言及することはほとんどなかった。

ニックスがNBAチャンピオンを狙えるだけの補強に取り組まなければ、アンソニーの移籍の可能性は高くなるだろう。

マイアミ・ヒート戦の前、アンソニーは次のようにコメントした。

「今季終了後のことは、今はテーブルの上に置いとくよ。そのことについては考えない。（残留か否かを）決める前に、NBAプレイオフに出たいんだ。NBAプレイオフに出るのと出ないのとではモチベーションが違うからね」

ニックスはトレード期限までに補強を行わなかった。

このことでアンソニーはフロントに不信感を覚えたようだが、アンソニー残留に向けてニックスがどのような手を打つのか注目したい。