ニューヨーク・ニックス残留の意志を伝えたとされるカーメロ・アンソニーが、ニックス残留を正式に表明した。

2013-14シーズンのオールスター当時、アンソニーはニックスに残留すると話していたが、黒星を積み重ね、自身初となるプレイオフ進出を逃すと、アンソニーの移籍話がヒートアップ。

マイアミ・ヒートやヒューストン・ロケッツ、ロサンゼルス・レイカーズ、シカゴ・ブルズへの移籍が噂されていたものの、アンソニーにはニックスに対する強い思い入れを捨て去ることができなかったようだ。

日本時間14日（月）、アンソニーは自身のウェブサイトでニックス残留についての声明を発表した。

以下、その一部を紹介しよう。

「数年前、ニューヨークに戻ってくることを夢見てたんだ。ニューヨークは俺が生まれた街だしね。そして2011年の2月23日、それが現実になった。この組織は俺を支えてくれたし、この都市とチームと共に作り上げていきたい。俺のハートが揺らぐことは決してないよ」

「この（FAの）旅の間、素晴らしい才能とリーダーシップを持ついくつかの組織と会ったよ。彼らは俺について考えてくれた。才能を信じてくれた。可能性をイメージする機会を作ってくれた。本当に感謝してる」

「俺は心の底から“New York Knick”なんだ。オレンジとブルーのユニフォームを着て、フィル・ジャクソンと一緒にNBAキャリアを続けるのが楽しみだよ。マディソン・スクエア・ガーデンは、バスケットボールのメッカ。俺はこの世界で最も偉大なファンに囲まれてるんだ」

ニックスのファンは、チームが勝利すれば歓喜し、チームが敗れれば激しいブーイングを浴びせかける。

それがゆえに、マディソン・スクエア・ガーデンは特別なのだ。

なお、来季からニックスを指揮するデレック・フィッシャーHCは、アンソニーの残留に興奮し、次のような声明を出している。

「これまで私は偉大な選手と共にプレイしてきた。カーメロ・アンソニーをコーチできることになって光栄だ」

「フランチャイズと我々のファンにとって、エキサイティングな時だ。彼と一緒に特別な何かを作り上げるのを楽しみにしている」