ドウェイン・ウェイドと共にマイアミ・ヒートを2度のNBAタイトル獲得へ導いたレブロン・ジェイムスは、今季からクリーヴランド・キャバリアーズでプレイしている。

そのキャブスは優勝筆頭候補に挙げられながらも、開幕5試合を終えた時点で2勝3敗。
平均失点はイースタン・カンファレンスでワースト4位に甘んじている。

ジェイムスは「ローマは一日にして成らず」と言い、ケミストリーの構築まで時間がかかると主張しているが、批判の声は多い。

だが、キャブスからヒートへ移籍した2010-11シーズン、ジェイムスは同じような経験をしていた。

そのシーズンは9勝8敗でスタートしたものの、ヒートはNBAファイナルへ進出。

NBAタイトルこそ逃したものの、翌シーズンから2連覇を果たしている。

ジェイムスと親交のあるウェイドは、ジェイムスなら必ずキャブスを勝利へ導くと信じているようだ。the Miami Heraldがウェイドのコメントを伝えている。

「彼（ジェイムス）は必要なツールをすべて持ってるんだ。俺らはチームとして苦しんでいたとき、共に切り抜けてきた。シーズン序盤かもしれないし、シーズン中盤かもしれないけど、シーズン中にはやってくれるさ。彼はMVPに4回選ばれ、チャンピオンに2回なってるんだから。リーダーとして解決方法を見出すって信じてるよ」

チームメイトと息の合わないシーンも見られるが、ジェイムス本人は5試合で平均23.4得点、6.0リバウンド、6.0アシスト、1.8スティール、FG成功率40.3％、3P成功率36.4％を記録しており、決して調子が悪いというわけではない。

ケミストリーの問題が解決すれば、キャブスは破竹の勢いで勝ち星を重ねていくだろう。

ケミストリーの問題が解決すればの話だが。