トロント・ラプターズとのカンファレンスファイナルを2勝0敗とし、好スタートを切ったミルウォーキー・バックスだったが、ラプターズのホームゲームとなった第3戦を白星で飾ることはできなかった。

今季のMVP候補であるヤニス・アンテトクンポは23リバウンド、7アシストを記録したものの、12得点、8ターンオーバーとやや精彩を欠いたと言えるだろう。

第2オーバータイム序盤にファウルアウトし、ベンチから声援を送ったアンテトクンポだが、自身のパフォーマンスに納得できなかったようだ。

アンテトクンポはシリーズ第3戦を振り返り、次のようにコメント。ESPNが伝えている。

「俺たちがチームとして築き上げた文化。俺たちは負けるのが好きじゃない。NBAファイナルまであと2勝ということは分かってる。このステップを飛び越えることはできない」

「3勝0敗にできた。俺たちは良いプレイをしてなかった。このシリーズが簡単にいくとは思ってないよ」

「俺はヤニス。家族に仕送りし、兄弟たちをプライベートスクールに通わせ、ナイジェリアとギリシャにいる家族を世話してる。俺が自分の人生を通してやってることさ。ゲームにおいて失望する？俺が失望するは俺自身にだけだ」

シリーズ第3戦ではアンテトクンポだけでなく、他のスターターたちも振るわなかった。

20得点以上マークしたのはベンチ出場のジョージ・ヒルとマルコム・ブログドンのみ。

第4戦ではアンテトクンポはもちろん、他のスターターたちも奮起することだろう。