ヒューストン・ロケッツのゼネラルマネージャーであるダリル・モレーのツイートをきっかけに、NBAと中国の関係が悪化している。

この状況が続くとNBAの収益が悪化してしまう恐れがあるが、NBAコミッショナーのアダム・シルバーは「表現の自由」とし、モレーGMのツイートを支持。

中国側はこれに不満を持ち、NBAケアーズのイベントなどを中止している。

NBAにとって厳しい状況ではあるが、サンアントニオ・スパーズのグレッグ・ポポビッチHCはシルバーの毅然とした対応に感銘を受けているようだ。

ポポビッチHCはシルバーについて次のようにコメント。mysanantonio.comが伝えている。

「アダムは非常に革新的なリーダーだ。クリッパーズの元オーナーの件にどう対処したか、我々全員が覚えてる。全員を誇り高い気持ちにしてくれた。なぜなら、正しいことだったからね。数年前、私はゲイ・プライド・パレードの時、ニューヨークのストリートを歩いてた。振り返ってパレードの屋台を見ると、アダムが立ってた。LGBTQをサポートする大きなサインボードを持ってね。クリッパーズへの対処同様、その時も素晴らしいと思ったよ」

「彼は言論の自由を強く支持した。今回も素晴らしいと感じたよ。彼はその点でとんでもなく素晴らしいリーダーであり、非常に勇敢だった」

この問題はNBAの経済に大打撃となる恐れがある。

だが、コミッショナーのシルバーは言論と表現の自由を何より重視する姿勢を明らかにした。

問題解決まで長い時間がかかるであろうが、一刻も早く解決し、NBAとバスケットボールの発展のために協力してもらいたいところだ。