エネス・カンター「ニックスが俺を下げた意味が分からない」
ニューヨーク・ニックスは先日、ユタ・ジャズに 32点差で大敗した。
序盤から大差をつけられたこともあり、デイビッド・フィッツデールHCはエネス・カンターに十分な出場時間を与えなかった。
これからのニックスを牽引するであろう若手プレイヤーたちにチャンスを与え、成長の機会を作ったわけだが、カンターはこの采配に不満を感じているのかもしれない。
カンターはジャズ戦での采配について次のようにコメント。nypost.comが伝えている。
「俺はただコートに出て、プレイしたいだけ。勝ちたいんだ。彼ら(ニックス)がなぜ下げた意味が分からない。俺は勝ちたいだけ。先発だろうとベンチ出場だろうと構わない」
「バスケットボールをプレイし、チームの勝利を助けたいだけなんだ。ベンチにいたとしてもいなかったとしても、チームメイトたちを応援し、ポジティブでい続ける。でも、この状況については分からない。彼らがなんでおれをシャットダウンしたのか分からないんだ」
「若手には成長してほしい。それは俺も分かる。でも、見ているのは辛くもある。俺は基本的にポジティブな男だし、若手の成長を助けようとしてる。シーズンはまだ序盤。俺をシャットダウンするのは早すぎる。俺の今季の目標は、オールスターになることなんだ」
カンターは先日のミルウォーキー・バックス戦でヤニス・アンテトクンポと一触即発の状態となった。
バックスのアシスタントコーチであるダービン・ハムが間に入り、仲裁しようとしたが、ハムACが制したのはアンテトクンポではなく、カンターだった。
これを受け、カンターは「NBAは彼(ハムAC)に罰金を科すべき。彼は俺のアシスタントコーチじゃない、だから、彼が俺に触れることは許されない」と批判。
結局、リーグがカンター、アンテトクンポ、ハムACに罰金処分を科すことはなかったが、カンターはこれ以上、怒りを溜め込んでいるのかもしれない。
ニックスの次の対戦は現地1月1日、相手はデンバー・ナゲッツだ。
この試合もカンターに十分な出場時間が与えられなければ、ますます怒りを爆発させることになりそうだ。
ちなみに、カンターの契約は今季で満了となり、夏にはFAになるため、トレードの可能性も否定できない。
なお、今季のカンターは37試合に出場し、平均26.6分のプレイで14.3得点、10.6リバウンド、1.9アシスト(キャリアハイ)、FG成功率54.3%、フリースロー成功率84.3%を記録。
キャリアを通してジャズ、オクラホマシティ・サンダー、ニックスでレギュラーシーズン通算553試合に出場し、平均22.2分のプレイで11.9得点、7.5リバウンド、0.8アシスト、FG成功率54.0%、フリースロー成功率78.4%を記録している。
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アンテとクンポ
チップとデールみたいなものなのですかね…
失礼しましたm(__)m