オフにニューヨーク・ニックスからダラス・マーベリックスへトレードで移籍したタイソン・チャンドラーは、マブスのインサイドに欠かせない選手となっている。

マブスも19勝8敗、ウェスタン・カンファレンス6位と好調だ。

一方、古巣のニックスは5勝22敗でイースタン・カンファレンス14位。
シーズン序盤から10連敗を喫するなど、大不振に陥っているのは間違いない。

日本時間17日に行われたニックス対マブス戦で、マディソン・スクエア・ガーデンのファンから暖かい拍手と歓声で迎えられたチャンドラーは、昨季までのチームメイト、カーメロ・アンソニーを気の毒に思っているという。espn.go.comがチャンドラーのコメントを伝えている。

「彼（アンソニー）が勝ちたがってるのは分かってる。彼はリーグの中でもとんでもない選手なのに、（ニックスの現状は）不運だよ。ただただ不運なんだ」

フィル・ジャクソン球団社長とトライアングル・オフェンスを信じてニックスとの再契約を決断したアンソニーは、「今年は準備の年」と話していたが、チームの現状に間違いなくフラストレーションを溜め込んでいるだろう。

なお、今季のチャンドラーは全27試合に先発出場し、平均10.8得点、11.6リバウンド、1.4ブロックショット、FG成功率67.9％、フリースロー成功率71.1％を記録。
昨季と比べると平均出場時間こそ若干減少しているが、ほとんどのスタッツで昨季を上回る数字を残している。