背番号を他界した兄の32番に変更したアーロン・ゴードン「まるで家にいる気分」
デンバー・ナゲッツのアーロン・ゴードンは、NBAキャリア11年目の来季から背番号を32番に変更してプレイする。
自動車事故で他界した兄が背番号32番をつけていたためだ。
ゴードンによると、32番は彼の兄だけでなく、家族全員にとって重要な背番号だという。
ゴードンは現地26日に行われたメディアデーで背番号変更の理由について質問されると、次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。
自然な流れだった。
理にかなっていた。
僕の家族全員が32番を着て育った。
マジック・ジョンソンに送る歌のようなものだ。
彼は父のお気に入りの選手のひとりだった。
僕の兄弟のお気に入りの背番号でもある。
父のお気に入りの背番号でもある。
妹は大学で、僕は高校で32番をつけてプレイしていた。
まるで家にいるような気分だ。
ゴードンによると、彼の兄が他界した時、ナゲッツのチームメイトたちはずっと彼を支え続けたという。
彼らは僕にずっと寄り添ってくれた。
葬儀にも来てくれた。
僕をすごく支えてくれた。
本当に感謝している。
彼らは僕にとってブラザーと呼べる存在になった。
彼らは僕のブラザーだ。
辛い日は、僕のチーム、僕のブラザーたちがいるから立ち上がることができる。
ニコラ・ヨキッチはおそらく史上最高の選手のひとりとして記憶されるだろう。
だから、彼がNBAでの時間を最大化できるように、僕は必死に働いている。
ラス(ラッセル・ウェストブルック)にも同じことが言える。
彼も殿堂入りするだろう。
自分の役割を果たすことにより彼らも最後に勝利を手にする。
それが僕の大きなモチベーションになっているんだ。
ゴードンはナゲッツと延長契約を結ぶことができる。
キャップスペースに余裕のないナゲッツはできるだけ低コストでゴードンと契約したいところだろうが、もしゴードンがナゲッツの勝利に貢献するパフォーマンスを見せ続けることができれば、ナゲッツは彼が満足できるオファーを出すに違いない。
なお、ゴードンの昨季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2023-24 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 73 | 669 |
MP | 31.5 | 29.3 |
PTS | 13.9 | 13.5 |
TRB | 6.5 | 6.3 |
AST | 3.5 | 2.7 |
STL | 0.8 | 0.7 |
BLK | 0.6 | 0.6 |
TO | 1.4 | 1.5 |
FG% | 55.6% | 48.1% |
3P% | 29.0% | 32.3% |
FT% | 65.8% | 68.3% |