ドレイモンド・グリーンは今のNBAゲームに退屈?「もちろん」
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近年のNBAでは3ポイントを多投するチームが増えている。
昨季NBA王者のボストン・セルティックスやゴールデンステイト・ウォリアーズがその最たる例と言えるだろう。
ドライブからコーナーにいる仲間にパスし、3ポイントを撃つシステムはどのチームも取り入れているが、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンはそういったゲームにうんざりしているのかもしれない。
グリーンは「NBAゲームは退屈だと思う?」と質問されると、次のように答えたという。thescore.comが伝えている。
もちろんだ。
コービー(・ブライアント)が言っていたことは正しかった。
すべてのポゼッションは、ある意味チェスのようなものだ。
今のNBAにはそれがない。
ほとんどない。
誰がより速く動けるか、誰はより3ポイントを決めるか、そいうだけのものになってしまっている。
中身がない。
すごく退屈だと思う。
なお、コービー・ブライアントは生前に「すべてペネトレイトからのキックアウトだ」と指摘していた。
一方、グリーンによると、相手の弱点を見つけて突いてくるような高いバスケットボールIQを持つ選手、たとえばロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェイムスとの対戦は「爽快」だという。
NBAでは3ポイントが重視されるようになってから得点が増えているというが、グリーンの思いにかかわらず、この流れはまだまだ続くことになりそうだ。
今季の3ポイントアテンプト数のランキングは以下の通りだ。
順 | チーム | 3PA |
---|---|---|
1 | ボストン・セルティックス | 2657 |
2 | シカゴ・ブルズ | 2364 |
3 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 2339 |
4 | クリーブランド・キャバリアーズ | 2227 |
5 | ミネソタ・ティンバーウルブズ | 2203 |
6 | ユタ・ジャズ | 2115 |
7 | ワシントン・ウィザーズ | 2096 |
8 | オクラホマシティ・サンダー | 2092 |
9 | ブルックリン・ネッツ | 2069 |
10 | マイアミ・ヒート | 2059 |
11 | アトランタ・ホークス | 2058 |
12 | サンアントニオ・スパーズ | 2053 |
13 | シャーロット・ホーネッツ | 2048 |
14 | フェニックス・サンズ | 2029 |
15 | オーランド・マジック | 2025 |
16 | メンフィス・グリズリーズ | 2024 |
17 | デトロイト・ピストンズ | 1984 |
18 | ミルウォーキー・バックス | 1978 |
19 | サクラメント・キングス | 1975 |
20 | ダラス・マーベリックス | 1970 |
21 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 1969 |
22 | フィラデルフィア・セブンティシクサーズ | 1963 |
23 | ヒューストン・ロケッツ | 1953 |
24 | ニューオーリンズ・ペリカンズ | 1944 |
25 | ニューヨーク・ニックス | 1836 |
26 | ロサンゼルス・クリッパーズ | 1827 |
27 | インディアナ・ペイサーズ | 1813 |
28 | トロント・ラプターズ | 1802 |
29 | ロサンゼルス・レイカーズ | 1780 |
30 | デンバー・ナゲッツ | 1718 |