マイケル・マローンとカルビン・ブースの対立の最大の要因はラッセル・ウェストブルックの起用法か?

デンバー・ナゲッツは先日、ヘッドコーチのマイケル・マローンとゼネラルマネージャーのカルビン・ブースを電撃解任した。
ナゲッツはNBAタイトルを獲得した後にブルース・ブラウンと再契約せず、その翌年はケンテイビアス・コールドウェル・ポープと再契約しなかった。
ディフェンスを重視していたマローンは彼らとの再契約を望んでいたものの、ブースはサラリーキャップを重視して彼らとの再契約を見合わせたとされている。
マローンとブースの確執はその時から始まったというが、今季の最大の争点はラッセル・ウェストブルックの起用法だったのかもしれない。
larrybrownsports.comによると、ブースはマローンがベテランポイントガードのウェストブルックに長い出場時間を与え、若手のジェイレン・ピケットを十分に起用していなかったことに不満を持っていたという。
ブースの我慢が限界を超えたのは、おそらく先日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦だろう。
NBAオールスタービッグマンのニコラ・ヨキッチはこの日、60得点以上をあげてトリプルダブルを記録したものの、ウェストブルックは試合最終盤にレイアップをミスし、さらにその直後ニッケル・アレクサンダー・ウォーカーに対して痛恨の3ポイントファウルを犯してしまった。
一方、オーナーのジョシュ・クロエンケだけでなくナゲッツの選手たちもマローンとブースの対立に嫌気が差していたというが、臨時ヘッドコーチに就任したデイビッド・アデルマンがウェストブルックをどう起用するかにも注目が集まりそうだ。
なお、アデンルマンHCは先日のサクラメント・キングス戦の終盤にウェストブルックをベンチに下げ、ピケットを投入した。