クレイ・トンプソン「最高のチームで犠牲になるほうを選ぶ」
リーグトップクラスの能力を有しながらもチームのエースとなれない選手もいる。
その代表例として挙げられるのが、ゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンだろう。
昨季MVPのステフィン・カリーが今季もMVPクラスのパフォーマンスを続けており、チームも開幕連勝記録を伸ばし続けている。
だが、トンプソンにスポットライトが当たることは少ない。
その状況にトンプソンは満足しているのだろうか?
トンプソンは自身について次のようにコメント。Sports Illustratedが伝えた。
「勝つのはすごく楽しいよ。数字を立て、ひとつのチームのトップ選手になること。そして犠牲になって、NBAでベストチームの一員になること。俺ならどんな時だって後者を選ぶね。このチームのロッカールームには、他のチームでならフランチャイズプレイヤーになれる選手がたくさんいる。そんなの問題じゃない。結局のところ、みんなの記憶に残るのはチャンピオンシップのこと。それが肝心なことなんだ」
ウォリアーズが勝利し続ける限り、トンプソンは影でチームを支えていく心構えなのだろう。
とはいえ、チームのトップ選手になることを求めて他チームへ移籍することは、決して悪いことではない。
オクラホマシティ・サンダー時代にシックスマン・オブ・ザ・イヤーを受賞し、2011-12シーズンはファイナル進出を果たしたジェイムス・ハーデンは、その後ヒューストン・ロケッツへ移籍。
ロケッツではエースとしてチームを牽引し、昨季はレギュラーシーズンMVP候補にノミネートされるまでになった。
現時点で想像するのは難しいが、もしウォリアーズに衰退の影がチラつき始めたとしても、トンプソンはウォリアーズでプレイし続けるのだろうか?
それともより勝利できる、かつ活躍できる場を求め、移籍の決断を下すのだろうか?
とはいえ、今後数年でトンプソンがウォリアーズを離れることはないだろう。
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