サージ・イバカ「サンダーにいられて幸せだった」
昨季までオクラホマシティ・サンダーでプレイしていたサージ・イバカにとって、オーランド・マジックへのトレードは予想外の出来事だった。
トレードの噂がイバカの耳に入ったのは、現地6月23日だった。
パリでディナーを楽しんでいたイバカのもとに電話でトレードの噂が伝えられると、イバカは驚き、その夜はスマートフォンの電源を切っていたという。
そしてその翌日、トレードが正式に発表された。
一部ではサンダーにトレード希望を出したと噂されていたイバカはその噂を振り返り、サンダーでの日々とマジックでの今後についてコメント。SI.comが伝えている。
「トレードを要求したことは一度もない。自分の役割に不満を持ってるとメディアが報じた時もね。エージェントにはビジネスとして対応してもらった。俺はバスケットボールに集中するだけさ。俺はトレードを要求するような男じゃないし、サンダーにいられて幸せだった。NBAでプレイすることは夢だったから。どこに行ってもハッピーさ」
「俺らのチームがフランチャイズにチャンピオンシップをもたらすことができなくて、残念に思ってる。だけど、素晴らしい時間もあった。決して忘れられないたくさんの瞬間があったんだ」
「またルーキーに戻ったような感じだよね。オーランドにいられることにゾクゾクしてるよ。『サンダーのようなタイトル争いをしたチームから、再建中のマジックに移籍したことに興奮するなんてクレイジーだ』と思われるかもしれないね。だけど、今はフランク・ボーゲルのためにプレイする。コーチはディフェンスにプライドを持ってるし、ワクワクさせてくれる」
「俺らには若く、身体能力が高いプレイヤーがいる。本当に楽しみだよね。開幕の夜にマジックのユニフォームを着るのが待ちきれないよ」
サンダーがビリー・ドノバンを新ヘッドコーチに起用したことにより、イバカの役割は減少した。
ショットブロッカーとして知られるイバカだが、役割を失うと、かつてのようなディフェンスは影を潜めてしまったようにも感じられる。
マジックではオール・ディフェンシブ・チームに選出されるディフェンスを取り戻すことができるだろうか?
なお、昨季のイバカはレギュラーシーズン78試合に出場し、平均32.1分のプレイで12.6得点、6.8リバウンド、0.8アシスト、1.9ブロックショット、FG成功率47.9%、3P成功率32.6%を記録。
プレイオフでは18試合に出場し、平均33.4分のプレイで12.0得点、6.3リバウンド、0.6アシスト、1.3ブロックショット、FG成功率52.1%、3P成功率44.9%を記録した。
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