エネス・カンター「愛を示したかった」
出場機会を失い、フラストレーションを口にしていたニューヨーク・ニックスのエネス・カンターが、現地1月30日のホームゲームでコートに復帰した。
カンターはコートに入ると、ニックスのロゴにキス。
ニックスファンたちは大歓声でカンターを迎え入れ、カンターも笑顔を隠せなかった。
ファーストショットはエアボールに終わったカンターだったが、カンターは復帰について次のようにコメント。ESPNが伝えている。
「(コートにキスしたのは)ただ愛を示したかったんだ。コート内でもコート外でも、ここ3週間はトルコの問題とバスケットボールの問題ですごくキツかった。彼らが見せてくれてるサポートは、俺にとって多くの意味があることさ。彼らにキスを返したかった」
「俺のニューヨークに対する愛を彼らが知ってるなら、彼らは俺のジャージーを永久欠番にするだろうね。俺はこの組織に対して問題を抱えてない。このプレイヤーたち、チームメイトたち、コーチたち、都市に対して問題を抱えてない。ここに来た初日から、俺はこの都市を愛してるのさ」
ようやくコートに復帰したカンターだったが、今後もニックスのジャージーを着続けることができるわけではない。
ニックスはクリスタプス・ポルジンギス、ティム・ハーダウェイJr、コートニー・リー、トレイ・バークをトレードで放出したことにより、今年の夏へ向けてキャップスペースに余裕をもたせた。
カンターには与えられた機会を活かし、今後のキャリアにつなげてもらいたいところだ。
なお、今季のカンターは43試合に出場し、平均25.9分のプレイで14.1得点、10.6リバウンド、1.9アシスト(キャリアハイ)、FG成功率53.9%、フリースロー成功率81.4%を記録。
キャリアを通してユタ・ジャズ、オクラホマシティ・サンダー、ニックスでレギュラーシーズン通算559試合に出場し、平均22.2分のプレイで11.9得点、7.6リバウンド、0.8アシスト、FG成功率53.9%、フリースロー成功率78.2%を記録している。
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