クレイ・トンプソンはステフィン・カリーに対し組織に残留を働きかけないように要求していた?
ゴールデンステイト・ウォリアーズ一筋のNBAキャリアを送っていたクレイ・トンプソンは、ダラス・マーベリックスへ移籍することを決断した。
ウォリアーズを長年にわたって牽引してきたステフィン・カリーとドレイモンド・グリーンはトンプソンの残留を望んでいたものの、トンプソンとウォリアーズの組織の間には埋められない溝が生じていたと報じられている。
昨季中からウォリアーズと延長契約の交渉をしていたというトンプソンは、彼自身の存在価値が評価されることを望んでいたのかもしれない。
larrybrownsports.comによると、トンプソンはウォリアーズの組織内で強い影響力を持つカリーに対し、その影響力を行使して残留を働きかけないように要求していたという。
ウォリアーズはトンプソンとの再契約を望んでいた。
だが、「適切な役割、適切なサラリー」での再契約を望んでいたとされ、それがトンプソンとの要求に合わなかったとされている。
ウォリアーズは2年4800万ドルでの延長契約を望んでいたと噂されているが、トンプソンはそれに応じず、3年5000万ドルの契約でマブスに移籍することとなった。
1年あたりではウォリアーズのほうが好条件ではあるものの、それでもマブスへの移籍を選んだということは、トンプソンにはウォリアーズのフロントオフィスに対する不満があったのかもしれない。
なお、トンプソンの移籍を受け、相棒カリーは以下のようなメッセージを発信した。
クレイ・トンプソン、君がいなくなると寂しくなる。
僕たちはこの度を一緒に終わらせることができなくなったが、僕たちが成し遂げてきたことは二度と繰り返すことはできない。
君とドレイモンド・グリーンが一緒でなければ、これ以上の成功を想像することはできなかった。
ベイエリア全体を変えた。
ゲームのあり方を変えた。
その中心にいたのはキラ・クレイだ。
すべてに感謝する。
バスケットボールを楽しみ、君のやるべきことをやれ。