復帰のケビン・デュラント「正直疲れた」
ふくらはぎの問題によりエキシビジョンマッチをすべて欠場したNBAオールスターフォワードのケビン・デュラントが、セルビア代表とのパリオリンピックグループステージゲームで復帰した。
ベンチから出場したデュラントは勘の鈍りを一切感じさせないパフォーマンスを見せ、前半だけで5本の3ポイントを含む20得点を記録。
まさにゲームチェンジャーの働きを見せたデュラントは試合後、次のようにコメントしたという。hoopsrumors.comが伝えている。
正直疲れた。
肺を慣らしつつあるところだったし、緊張感もあったからね。
だが、ショットを決めることができて良かった。
今夜は全員がそれぞれの役割をこなしたと思う。
僕の役割はチームのためにスペーシングとショットをもたらすことだった。
決めることができて嬉しいよ。
NBAではベンチから2回か3回出場した。
その経験があるから(ベンチ出場は)問題ない。
メンタルの準備をし、ゲームプランに集中することを考えていた。
コートに出たら自分だけではない。
チームのために努力する。
今夜はそれができた。
コーチ(スティーブ・カーHC)にはこう伝えたんだ。
「何を要求されても受け入れる。どんなことにもアジャストする」とね。
新しい役割を見つけたり、自分に求められることにアジャストするのは、いつだって楽しいものさ。
今日に至るまでの試合や練習で準備できたと思う。
コーチは僕たちに緊張感を持たせ、毎日がどれほど大切なのか教えてくれる。
だから、僕たちはすぐにまとまることができる。
今夜の試合で素晴らしかったのは、僕たちはオフェンスでランダムにプレイできたことだ。
ディフェンスについては、試合を通してずっと話をしていた。
そのコミュニケーションとランダムなバスケットボールがあったから、僕たちを止めるのが難しくなった。
これを積み重ね、どこまで行けるのか見てみよう。
デュラントはコロナ禍で開催された東京オリンピックとの違いについても言及した。
素晴らしかった。
2万7000人のファンがいた。
スタンドを見回すと、いろんなNBAジャージーを着た人々がすごくたくさんいた。
バスケットボールはいろんな人生を歩んでいる世界中の人々をひとつにすることができる。
僕はそれが本当に嬉しい。
(東京オリンピックは)遠い昔のことのようだ。
20年前のような感じだ。
ここには応援してくれる人たちがすごくたくさんいる。
また、デュラントはチームUSAでレブロン・ジェイムスと再会したことについても語った。
彼が戻ってきてくれてすごく嬉しい。
過去2回のオリンピックは彼がいなくて寂しかった。
彼は相手チームに恐怖を与える。
試合においては、それがメンタルに大きな影響を与えると思う。
彼は攻守にわたって正しいプレイをし、コートを走り回っている。
正気の沙汰ではない。
彼が僕たちのチームにいてくれて嬉しいよ。
チームUSAは現地8月1日に南スーダン代表と対戦する。
デュラントはその日まで回復とコンディショニングに努め、ジェイムスと共に再びチームUSAを勝利に導くパフォーマンスを見せてくれるに違いない。