南スーダン代表のカーリック・ジョーンズ「オフィシャルが影響を及ぼした」
南スーダン代表はグループステージ最終戦でNBAオールスタービッグマンのニコラ・ヨキッチを擁するセルビア代表に敗れ、オリンピックを終えた。
南スーダン代表は終盤に力尽きてしまったが、FIBAバスケットボールワールドカップ銀メダリストのセルビア代表相手に善戦したと言えるだろう。
しかし、南スーダン代表の人々はレフェリーのコールが不公平だったと感じているのかもしれない。
南スーダン代表の元NBA選手カーリック・ジョーンズは、連盟会長のルオル・デンとヘッドコーチのロイヤル・アイビーがセルビア代表戦のオフィシャルを「茶番」などと批判したことを受け、次のようにコメントしたという。basketnews.comが伝えている。
僕もそう思う。
レフェリーを非難したりするのは好きではないが、オフィシャルが影響を及ぼしたと思う。
僕たち以上に相手にフィジカルなプレイを許していた。
ある意味、試合に影響を及ぼしたと思う。
僕たちは手を使うことを許されなかったが、相手は許されていた。
それが僕たちのオフェンスとディフェンスに影響を及ぼしたんじゃないかな。
フィジカルにプレイできなくなってしまったんだ。
ヨキッチのような選手を相手にする場合、フィジカルに向かっていかなければならない。
彼はMVPだ。
彼と彼のパフォーマンス、チームとしてのセルビアのパフォーマンスに拍手を送りたい。
オフィシャルが影響を及ぼしたと思う。
今回のオリンピックではさまざまな競技で疑惑の判定が報じられている。
とはいえ、南スーダン代表の結果が覆ることはない。
南スーダン代表の選手たちはパリオリンピックを糧とし、世界の舞台で戦う常連チームになっていくことだろう。
なお、ジョーンズはパリオリンピックを振り返り、次のように語った。
チームメイトとコーチたちを誇りに思っている。
長い道のりを一緒に歩んできた。
僕たちがここに来ると予想していた人はほとんどいなかったんじゃないかな。
僕たちはハードにプレイし、最後まで戦い抜いたと思う。
正しい形で終えることができた。
もちろん僕たちが望んでいた結果にはならなかったが、正直言うと、オリンピックに出場して戦い抜いたことを誇りに思っている。