レブロン・ジェイムスがクラッチタイムでのマインドセットを明かす「スローモーション」
NBA史上最も偉大な選手のひとりであるレブロン・ジェイムスは、これまでクラッチタイムで何度もビッグプレイを成功させてきた。
ジェイムスはクラッチタイプでスコアリングにこだわることなく、チームメイトがオープンであれば迷わずパスを出す。
そのことで批判を浴びることもあったが、そのプレイこそがNBA史上最高のオールラウンダーであるジェイムスの真骨頂であり、止めるのを難しくしている理由だろう。
では、ジェイムスはクラッチタイムにどのようなことを考えてプレイしているのだろうか?
ジェイムスは「The Shop」の中で次のようにコメントしたという。lakersnation.comが伝えている。
僕の頭の中で何が起こっているかって?
君が言ったように、スローモーションのように感じることがある。
ゆっくりに見えることがある。
できるだけ我慢強くプレイする、無理をしない、どんなプレイをするか事前に決めない、それが重要なんだ。
その時の状況に応じてプレイするだけだ。
時計を見ると、残り時間が9、8、7、6と、秒は確実に進んでいる。
すごく速く進んでいるように見えるが、不思議なことにバスケットボールコートの上では時間がゆっくり流れているように感じるんだ。
だからスピードを落とし、コートの状況を確認することができる。
いつも成功するわけではないよ。
いつもシュートが決まれば良いのだが、それは難しい。
だが、常に正しいプレイをし、チームに貢献するように準備している。
それは経験に伴うものだ。
人生で最高の教師は経験であり、そのような機会を多く経験するほど良い結果を得られるようになるんだ。
時間がゆっくり進んでいると感じるのは、ジェイムスがそれほどバスケットボールに集中し、ゾーンに入っているからなのかもしれない。
パリオリンピックでも証明したように、ジェイムスはその感覚を失わない限りクラッチタイムで力強さを発揮し続けるだろう。