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ポール・ジョージが開放骨折当時のコービー・ブライアントとのエピソードを明かす

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ポール・ジョージが開放骨折当時のコービー・ブライアントとのエピソードを明かす

NBAオールスターフォワードのポール・ジョージはチームUSAのトレーニングキャンプに参加した2014年7月、スクリメッジ中に開放骨折という大きな怪我を負い、長期離脱を強いられた。

骨が折れて足が明らかに曲がった様子は衝撃をもって伝えられていたが、誰よりショックを受けたのはジョージ自身だっただろう。

だが、ジョージはNBAレジェンドであり、彼の憧れのスーパースターであるコービー・ブライアントの言葉に救われていたようだ。

ジョージとジョージの父はポッドキャストの中で、当時の様子について次のように明かしたという。clutchpoints.comが伝えている。

ジョージの父

彼のエージェントのアーロン(・ミンツ)が電話でミスターブライアントにつないだ。

コービー・ブライアントだ。

彼(ミンツ)はポールに電話を渡し、コービーとポールは話をした。

電話が終わったら、彼(ジョージ)は「誰と話していたと思う?」と言い、笑顔を取り戻していた。

彼は「コービー・ブライアントと話したんだ」と言った。

そして彼ら(病院のスタッフ)は彼を手術室へ運んだんだ。

ポール・ジョージ

彼は僕をサポートしてくれた。

彼は「何か必要なことがあれば言ってくれ。僕は君と共にいる」、「リハビリは辛いだろう。すごく努力しなければならないだろう」、「リハビリしたい人間なんていない」と言ってくれた。

あのような大怪我は初めてだった。

大学時代に足首を怪我したことはあったが、手術の必要はなかった。

ただ休んだだけだった。

手術しなければならない怪我はあれが初めてだった。

彼はこうも言ってくれたんだ。

「リハビリは面倒だし、疲れるし、やりたくなくなるだろう。だが、コートでのトレーニングと同じようにリハビリに取り組め。それが僕からのアドバイスだ」、「バスケットボールコートでのトレーニングを楽しんでいるように、リハビリにも楽しみを見つけなければならない。それ以外に乗り越える方法はない。バスケットボールコートで攻めるのと同じように、リハビリでも攻めるだけだ」とね。

彼が言ってくれたことは本当に大きかった。

彼が言ったことがすぐに理解できた。

どれだけ大変なのか、どれほど退屈なのか、どれほど消耗するのか、どれだけ同じことを繰り返さなければならないのか、そのことを理解できた。

もし彼が事前に教えてくれていなかったら、僕はリハビリに専念することができなかっただろう。

100%の力を注ぐことができなかっただろう。

彼が警告してくれたおかげで乗り越えることができた。

「バスケットボールのように取り組め」という彼のアドバイスがあったから、「彼に言われたように面倒で疲れることもあるだろうが、トレーニングのたびに全力を尽くさないと」と考えるようになった。

それが僕にとって突破口になったんだ。

あの電話をもらった時は現実のこととは思えなかった。

麻酔が効いていたしね。

ジョージの父によると、ジョージが手術を終えた後に6~7日間入院した時、多くのNBA選手が見舞いに訪れたという。

過酷なリハビリを乗り越えたジョージは2014-15シーズンの最終盤に復帰すると、翌シーズンはレギュラーシーズン82試合中81試合に出場し、怪我の影響を感じさせないパフォーマンスを見せた。

ジョージはこれから先、辛いことがあるたびにブライアントの言葉を思い出し、乗り越えることだろう。

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