ドワイト・ハワードがエージェントに700万ドル盗まれたことを明かす「ぶちのめしたかった」
元NBAオールスタービッグマンのドワイト・ハワードには大きな夢がある。
その夢とは、WNBAのアトランタ・ドリームのオーナーになることだ。
だが、その夢はエージェントの裏切りによって砕けてしまった模様。
ハワードによると、アトランタ・ドリームの購入資金として用意していた700万ドルをエージェントに盗まれたという。ハワードのコメントをfadeawayworld.netが伝えている。
(盗まれたのは)700万ドル。
エージェントだった。
僕がどんな心境だったか分かるかい?
彼を見つけ出し、ぶちのめしてやりたかった。
彼を殺したかった。
僕はアトランタ・ドリームを買う計画を立てていたんだ。
女子バスケットボールチームだ。
本当に購入したかった。
なぜなら、僕には娘が2人いるからね。
彼女たちはいつかバスケットボールをプレイしたいと思うようになるだろう。
彼女たちが歳を重ねた時にアトランタ・ドリームでプレイできるようにセットアップできたはずなんだ。
(アトランタ・ドリームを購入するために)僕たちはこの小さなグループを結成した。
当時はNBAから「君ひとりではまだチームのオーナーになれない」と言われた。
なぜなら、僕はまだ現役だったからね。
だから、僕は「OK、グループを作ろう。今はチームの顔になろう。そうすれば舞台裏ですべての決定や運営を仕切ることができる」と思った。
僕は(アトランタ・ドリームの)GMと話をした。
チームのオーナーたちと話をした。
僕のチームになると本当に思っていた。
だからグループに金を預けたのだが、その人々と連絡がつかなくなった。
彼らは姿を消し始めたんだ。
その後、ネットで速報を見た。
アトランタ・ドリームを買った人がいるというニュースだ。
僕はその前に母に電話し、「ドリームのグッズをたくさん送るよ。ドリームは僕たちのチームになるからね」と伝えたばかりだったんだ。
僕は嬉しかった。
なぜなら、母は(ドリームの)シーズンチケットホルダーだったからね。
母がすべての試合に行けるようにするつもりだった。
だが、彼らは金を盗み、連絡がつかなくなった。
エージェントとの会話はどんどんなくなっていった。
彼は「連絡がつかない」と言い続けたが、僕は「彼は嘘をついている。何が起こっているんだ?」と思っていた。
彼は僕のエージェントだったから、本当に信頼していた。
彼は僕に真実を話さなければならなかった。
だが、エージェントたち、弁護士たち、関わったすべての人々が陰謀を企て、嘘をついていた。
本当に誰も信用できない。
そう明かしたハワードは今年、台湾のバスケットボールリーグと台湾マスタングスのオーナーのひとりになった。
アトランタ・ドリームを購入することはできなかったが、バスケットボールのチームのオーナーになるという夢のひとつは実現できたと言えそうだ。
なお、ハワードの元エージェントのチャールズ・ブリスコーは昨年3月に詐欺などの疑いで逮捕された。
00万ドルを個人的に使用したとされるブリスコーは、最大40年の懲役刑を受ける可能性があると報じられている。