トレイシー・マグレディがNBAオールスターゲームのルール調整を提案「全員がハーフコートラインを越えるまで・・・」
NBAオールスターゲームは、リーグで活躍するスター選手たちが一同に集う一大イベントのひとつだ。
だが、近年のNBAオールスターゲームは完全にショーゲーム化し、コンペティティブな精神はほとんどない。
昨季のNBAオールスターゲームもコンペティティブ精神に欠け、ただ派手なダンクや3ポイントなどを楽しむだけの内容になってしまったわけだが、怪我や疲労のリスクがある限り、選手たちが真剣にゲームに取り組むことはないだろう。
そんな中、元NBAスターのトレイシー・マグレディがルール変更を提案した模様。
マグレディによると、選手全員がハーフコートラインを越えるまでスコアリングできないようにすれば、コンペティティブなゲームを取り戻せる可能性があるという。マグレディのコメントをfadeawayworld.netが伝えている。
NBAオールスターゲームについては、僕は何かを変えるべきと思っている。
ルールを加えなければならないんじゃないかな。
全員がハーフコートを越えるまでスコアリングできないようなルールにすると良いかもしれないね。
今年のオールスターゲームでは、選手たちはただボールを前に出し、1本のパスでレイアップを決めるだけだった。
もっとコンペティティブなゲームにするためには、全員がハーフコートを越えるまでスコアリングできないようにすれば良いと思う。
そうすれば、選手たちはディフェンスしなければならない。
うまくいくかは分からないよ。
ゲームをコンペティティブなものにするために考えてみただけさ。
昨季のNBAオールスターゲームは、イースタン・カンファレンスチームがオールスター記録となる211点を記録。
だが、少しでもディフェンスをしていれば、211点はあり得ないだろう。
なお、2003年のNBAオールスターゲームは1080万人の視聴者数を誇ったものの、2023年は460万人、20242年は550万人にとどまったと報じられている。
NBAコミッショナーのアダム・シルバーはこういった問題を認識しているというが、果たして来季のNBAオールスターゲームはどのような形で行われるのだろうか?