批判続くフランス代表のシルヴァン・フランシスコ「生きていくのは辛い」

フランス代表の一員としてユーロバスケットに出場しているシルヴァン・フランシスコは、スロベニア代表とのグループステージ終盤に見せた行為により批判されている。
シルヴァンの元には人種差別のような批判も届いているため、フランスのバスケットボール連盟などはファンに対して行き過ぎた言動をやめるよう求めている。
だが、シルヴァンに対する批判は今も続いているようだ。
シルヴァンによると、誹謗中傷のDMが3000件は届いているという。シルヴァンのコメントをbasketnews.comが伝えている。
正直言うと、言葉が出ない。
馬鹿げている。
特に大人、父親、子ども、母親といった、本来ソーシャルメディアに関わるべきではない人々からの発言は本当に厳しい。
あのような言動は受け入れられない。
僕を侮辱し、選手としての僕に何を言っても構わない。
だが、僕の人種や肌の色に触れるものであるなら受け入れない。
生きていくのは辛い。
僕は正しいことをしたい。
今回の件については忘れようとしているが、僕の気分や試合中の集中力、その他いろんなことに影響が出ている。
辛い。
だが、僕は前に進み、望むレベルに戻るために努力している。
これほど大きくなるとは思っていなかった。
本当にショックだ。
メンタルを揺さぶられている。
僕も人間だから、影響はある。
大抵のことについては、影響を受けるとは思わない。
だが、こうなってしまっている。
僕は前に進もうとしている。
なぜなら、重要なのは試合に勝つことだからね。
それに、仲間たちは僕を必要としてくれているんだ。
数え切れないほどのDMが届いている。
軽く3000件はある。
彼らは僕の昔の投稿にもコメントしている。
中には他のアカウントとのコラボ投稿だったから、削除できないものもあった。
だから、プライベートメッセージはすべて閉鎖した。
3000件すべてがDMだった。
フランシスコによると、FIBAの対応はまだ不十分だという。
僕の名前を出さない短い声明だけだ。
もっと取り組んで欲しい。
声明はあくまで声明だ。
やれることはもっとある。
もし必要なら、証拠はいくらでもあるよ。
フランス代表の広報担当のジュリアン・ゲリノーや連盟の会長も、この件について話している。
彼らが対応してくれている。
フランシスコによると、ドイツ代表のデニス・シュルーダーのような有名選手であればFIBAは素早く対処するが、フランシスコのような名が売れていない選手の場合、十分に対応してくれないという。
この問題がさらに大きくならないためにも、一日も早い解決を祈るばかりだ。