NBAオールスタービッグマンのアルペラン・シェングン擁するトルコ代表はユーロバスケットの準決勝でギリシャ代表に26点差で快勝し、決勝進出を決めた。

トルコ代表の勝利の最大の鍵は、NBAを代表するスーパースターのヤニス・アンテトクンポを封じたことだろう。

エルカン・オスマニをアンテトクンポにマッチアップさせ、チームでカバーしたトルコ代表は、今大会平均29.8得点のアンテトクンポをわずか12得点、プラスマイナスではギリシャ代表でワーストとなるマイナス30に抑えたのだ。

シェングンは会心の勝利の後、アンテトクンポ対策について次のように明かしたという。basketnews.comが伝えている。

僕たちはエルカンを彼にマッチアップさせ、できるだけ助けようとしただけだ。

今日のエルカンは素晴らしい仕事をしてくれた。

もちろんヤニスは世界最高の選手のひとりだ。

だから、僕たちはエルカンを助けようとした。

良い仕事ができたんじゃないかな。

彼（アンテトクンポ）は素晴らしいパサーではない。

君たちも知っての通り、彼は素晴らしい選手だ。

だが、素晴らしいパサーではない。

だから、僕たちはヘルプに入り、ペイントエリアから彼を締め出そうとしたんだ。

彼（エルギン・アタマンHC）は「我々は彼らより優れたチームだ」と言ってくれていた。

「僕はコーチを30年間している。だから、僕の言葉に間違いはない」と言ってくれていた。

それが僕たちの自信につながった。

だから、僕たちただコートに立ってプレイするだけだった。

彼ら（ギリシャ代表）のパフォーマンスは悪くなかった。

僕たちは僕たちのプレイをしただけさ。

彼らは素晴らしいチームだ。

本当に良いプレイをしていた。

僕たちは戦った。

彼ら以上にアグレッシブにプレイした。

今夜は彼らよりハードにプレイした。

ショットを決めた。

今夜は僕たちのほうが優れたチームだったということだ。

トルコ代表がユーロバスケットの決勝に進出するのは2001年以来初だ。

強豪ギリシャ代表に勝利したトルコ代表は、ドイツ代表との決勝にさらなる自信を持って臨むだろう。

なお、この日のアンテトクンポとシェングンのスタッツは以下の通りとなっている。

–	G・アンテトクンポ	A・シェングン
MP	30	33
PTS	12	15
TRB	12	12
AST	5	6
STL	0	2
BLK	2	1
TO	5	5
FG%	46.2％ （6/13）	33.3％ （5/15）
3P%	–	0％ （0/1）
FT%	0％ （0/1）	62.5％ （5/8）
+/-	-30	+24