ニックスがヤニス・アンテトクンポをトレードで獲得できなかった理由とは?

ミルウォーキー・バックスは現地7日、このオフシーズン中にヤニス・アンテトクンポのトレードをニューヨーク・ニックスと交渉したと報じられた。
アンテトクンポはバックスのフロントオフィスに対し、「NBAタイトルを獲得できる力があるか疑問に思っている」と伝え、もし移籍するならニューヨーク・ニックスを希望すると明かしたというが、なぜアンテトクンポのニックスへのトレードは実現しなかったのだろうか?
basketnews.comによると、ニックスにはトレード資産が十分になかったため、トレードは実現しなかったという。
ニックスはこれまでミカル・ブリッジズやカール・アンソニー・タウンズなどを獲得するビッグトレードを成立させてきたが、その際に多くのNBAドラフト指名権を放出した。
現時点ではNBAドラフト1巡目指名権がひとつ、スワップ権が3つ、2巡目指名権が複数しか残っていないというから、アンテトクンポを放出することで再建期に入るであろうバックスを納得させるトレードパッケージを組むのは難しいだろう。
なお、アンテトクンポのトレードの予備交渉については数週間にわたって行われたと報じられている。
ただし、もしアンテトクンポがトレード要求の意思を固め、かつニックスが今季十分なパフォーマンスを見せることができなければ、ニックスはアンテトクンポ獲得に本腰を入れる可能性があると噂されている。