ヤニス・アンテトクンポ「今の僕はこのチームにコミットしている」

ミルウォーキー・バックスのNBAオールスターフォワード、ヤニス・アンテトクンポには、トレードの噂が出ている。
すでにプレシーズンは始まっているため、アンテトクンポのトレードがレギュラーシーズン開幕前に実現する可能性は極めて低い。
だが、もしバックスが十分な成績を残さなければ、アンテトクンポには再びトレードの噂が浮上するだろう。
しかし、アンテトクンポによると、今の彼はバックスにコミットしているという。
アンテトクンポはトレードの噂について、次のようにコメント。eurohoops.netが伝えている。
僕はこのチームを牽引するためにここにいる。
ハードな道になるだろう。
僕たちは毎日を大切に過ごすが、僕はここにいる。
他のことはどうでもいい。
このコートやこの施設に足を踏み入れた瞬間、このユニフォームを着た瞬間、他のことはどうでもいい。
目の前のことに集中するだけだ。
もし6~7ヶ月後に考えが変わったとしても、それも人間の性じゃないかな。
(他チームからのオファーは)誘惑のようなものだ。
結婚指輪をつけずにアミューズメントパークを歩いていると、周囲の人々から「あの人ってハンサムね」と見られるような感じさ。
シーズンが終わった瞬間から次のシーズンが始まるまで誘惑が続く。
多くの人が僕や僕のエージェントに近づき、「こういう可能性もある」と言ってくる。
だが、最終的に決めるのは自分だ。
今日の僕の決断は、このチームにコミットすることだ。
シーズンが始まったらソーシャルメディアから距離を置くようにしている。
会話や練習、ロッカールーム、バス、飛行機の中でチームメイトたちのエネルギーを感じる。
それ以外のものはただの雑音だ。
ここに来る前に、「この件について質問されるだろう」と言われていた。
僕はずっとミルウォーキーにいたいと思っていたし、この都市を代表したいと思っていた。
勝利のチャンスがある限りね。
そして今、そのチャンスは目の前にいるこの男と共にあると感じている。
なお、アンテトクンポは「NBAと代表チーム、どちらのほうが良い?」と質問されると、こう答えた。
NBAと代表チーム、どちらかを選ばなければならないとしたら・・・
難しい選択だ。
国を代表するのは最高だ。
だが、報酬がない。
2~3ヶ月家族と離れて過ごさなければならない。
僕はこれまで9大会に出場したが、そのうち8大会は成功を収めることができなかった。
つまり、メダルを勝ち取ることができなかった。
最終的に涙を流したり、屈辱を感じたりする。
もしそれで生計を立てることができるなら、僕は常に代表チームを選ぶ。
ただ、現実的に考えると、NBAほど報われるリーグは世界中のどこにもない。
僕は家族を養わなければならないんだ。