サンアントニオ・スパーズのNBAオールスタービッグマン、ビクター・ウェンバンヤマはNBAカップトーナメント準決勝の前日、昨季NBA王者オクラホマシティ・サンダーのチェット・ホルムグレンとのライバル関係について質問されると、こう答えた。

結局のところ、コートには現MVPがいる。

だから、僕たちの最大のターゲットは彼（シェイ・ギルジアス・アレクサンダー）だ。

コートにMVPがいると、他が誰であっても抑えるのは難しくなる。

NBAレジェンドのダーク・ノビツキーは、ウェンバンヤマのこの発言が「チェット・ホルムグレンを軽視している」と感じた模様。

ノビツキーはウェンバンヤマの発言について、次のように指摘したという。larrybrownsports.comが伝えている。

正直言うと、チェットについての彼の回答は気に入らない。

もう少し彼に称賛の言葉をかけてほしかった。

「彼らにはMVPがいる。シェイは素晴らしい選手だ」と言うのは構わない。

だが、「チェットは毎年どんどん成長している。彼はチャンピオンだ。彼とのマッチアップではハードにプレイしたい」と言えたはずだ。

ビクター・ウェンバンヤマ「ニコラ・ヨキッチが最高の選手だとは思わない」

あの回答は気に入らなかった。

あまりにも傲慢だし、チェットを軽視しすぎていると思う。

ウェンバンヤマとホルムグレンはNBA入りする前から激しいバトルを繰り広げている。

ホルムグレンはウェンバンヤマより先にNBAタイトルを獲得したことによりモチベーションをさらに高めているというが、ウェンバンヤマは実際のところホルムグレンをどう思っているのだろうか？

いずれにせよ、彼らはいずれNBAの大舞台でこれまで以上のバトルを繰り広げることだろう。

なお、今季のホルムグレンとウェンバンヤマのスタッツは以下の通りとなっている。

–	C・ホルムグレン	V・ウェンバンヤマ
G	22	13
MP	28.8	33.6
PTS	18.7	25.8
TRB	8.0	12.6
AST	1.6	3.8
STL	0.6	1.1
BLK	1.5	3.5
TO	2.0	3.7
FG％	57.5％	50.4％
3P％	39.3％	35.6％
FT％	78.9％	84.4％