ラマーカス・オルドリッジ「ティム・ダンカンの後釜になるつもりはない」
キャリア18年目を終えた39歳のティム・ダンカンは、このオフに現役続行を決断し、サンアントニオ・スパーズと再契約を結んだ。
だが、引退が近いのは間違いない。
ダンカンが去った後、誰が後継者としてスパーズを支えていくのだろうか?
このオフに獲得したオールスターフォワード、ラマーカス・オルドリッジには、ダンカンの後釜としての期待が集まっているが、オルドリッジ本人はダンカンと自身のプレイスタイルはまったく質が違うものと考えており、後釜説を否定した模様。オルドリッジのコメントをthe USA Todayが伝えている。
「後釜になるつもりはない。俺はティム・ダンカンになろうとしてないからね。彼の後釜に座ろうとしてない。彼の後釜に座ろうとする者はひとりもいないんだ。まず第一に、彼はキャリアの最初から最後までここにいるよね。俺は違う。俺はここでキャリアを始めてない。プレッシャーは感じてないよ。だってここでキャリアを始めたわけじゃないし、彼になろうとしてないから。俺のゲームは彼のそれとはまったく異なるものなんだ」
「(ダンカンの後釜説について)悩んだことはまったくない。俺が彼の穴を埋めて、彼の役割を引き受けようとしてるってメディアが大きく伝えただけだと思う。俺はポップ(グレッグ・ポポビッチHC)のシステムの中のひとり。それでOK」
「俺が『ここ(スパーズ)で平均12~13点を俺に望んでるなら、それは俺はじゃない。俺はスコアリングが好きなんだ』と伝えたら、『いや、君にはシステムの中でプレイしてもらいたい。だけど、ここでは君のスコアリングが必要なんだ』と言ってもらえた。それを聞いて気分が良くなったのさ」
スパーズのシステム下において、オルドリッジの平均得点はこれまでの数字を下回ることになるだろう。
だが、18年連続でプレイオフに進出している常勝チームでプレイする機会を手にし、悲願であるタイトル獲得というチャンスを獲得した。
ポポビッチHCがオルドリッジをどのように起用するのか、そしてダンカンとどのようなハーモニーを奏でてくれるのか、来季のスパーズには期待と注目が集まっている。
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