アンソニー・ベネット「俺にはモチベーションがある」
2013年のドラフト1位指名でリーグ入りしたアンソニー・ベネットは、史上最悪のドラフト1位プレイヤーのひとりとも言われている。
睡眠時無呼吸症候群や喘息、肩の負傷、体重増加など身体的問題を抱え、苦しいスタートを切ったベネット。
ドラフト1位とは思えないようなパフォーマンスにとどまり、所属していたトロント・ラプターズから昨季途中に解雇された。
このオフにブルックリン・ネッツと契約し、再起を誓うベネットだが、自身に対するこれまでの評価をモチベーションにしている模様。ベネットのコメントをthe New York Postが伝えている。
「俺にはモチベーションがある。背中を押すものがある。みんなの評価を変えることだけに集中するわけじゃないよ。それだけに集中するわけにはいかない。あくまで過程さ。短距離走じゃなくてマラソンなんだ」
「今の俺はより自信を持ってプレイしてる。はっきりした意識でコートに出てプレイするだろうね。ここ2カ月をドリュー・ハンセンと一緒にワークアウトしたけど、彼は楽しみながらプレイすることを取り戻すよう、俺に教えてくれてる。それが俺が注力することであって、多くの点で助けてくれたことなんだ」
ネッツに新ヘッドコーチに就任したケニー・アトキンソンHCもベネットに期待を寄せており、こう評価している。
「彼がミスしたとしても、我々が彼を批判するということはない。我々は彼に自信を取り戻させる。もし彼がコーナーからの3Pを2本連続で落としたとしても、3本目を打たせるよよ」
ベネットはこれまでの評価を覆し、ネッツの再建に貢献できるだろうか。
元ドラフト1位に値するパフォーマンスを見せたいところだ。
なお、昨季のベネットはラプターズでレギュラーシーズン19試合に出場し、平均4.4分のプレイで1.5得点、1.2リバウンド、0.0アシスト、FG成功率29.6%、3P成功率21.4%を記録。
キャリア3年を通してクリーヴランド・キャバリアーズ、ミネソタ・ティンバーウルブズ、ラプターズで通算128試合に出場し、平均12.8分のプレイで4.2得点、3.1リバウンド、0.5アシスト、FG成功率38.8%、3P成功率25.6%を記録している。
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