アレン・クラブ「ブレイザーズが今の俺を作り上げてくれた」
ラマーカス・オルドリッジやニコラス・バトゥームなど、ダミアン・リラード以外の主力選手が抜けたポートランド・トレイルブレイザーズは、再建期に突入すると見られていた。
だが、昨季のブレイザーズはレギュラーシーズン44勝38敗を記録し、ウェスタン・カンファレンス5位でプレイオフに進出。
プレイオフではゴールデンステイト・ウォリアーズに1勝4敗で敗れたものの、ブレイザーズをレギュラーシーズンとプレイオフで下したのはブレイザーズただ1チームのみだった。
若手中心のチームに生まれ変わったブレイザーズ。
先発プレイヤーもさることながら、昨季の飛躍にはベンチプレイヤーの貢献も大きかったと言えるだろう。
その中心となったのが、シューティングガードのアレン・クラブだ。
2013年のドラフト2巡目でクリーヴランド・キャバリアーズに指名されるも、ブレイザーズは将来の2巡目指名権2つと引き換えに、トレードでクラブを獲得。
このトレードがクラブのキャリアを大きく左右したとも言えるが、当時を振り返ったクラブは次のようにコメント。thescore.comが伝えている。
「ポートランドが俺をトレードで獲得してくれて、ただ感謝してる。この3年間、自分の長所を引き出すことができた。今の俺を形作るために、彼ら(ブレイザーズ)は素晴らしい仕事をしてくれたんだ」
一方、ベンチのリーディングスコアラーに成長したクラブを、ニール・オルシェイGMはこう評価している。
「彼はチームの土台となるプレイヤー。プレイする機会を与えられた昨季、彼は彼にできることを我々全員に見せてくれた。このような機会を与えることは、我々の前進につながるだろう。このリーグにおいて、彼は驚くべき若いプレイヤーなんだ」
ブルックリン・ネッツが制限付きFAのクラブに4年7500万ドルの契約をオファーするも、ブレイザーズはすぐさまマッチ。
ブレイザーズにとってクラブがどれほど重要なプレイヤーなのかを伺わせた。
来季もベンチ起用となる見込みだが、クラブの成長はブレイザーズのさらなる躍進につながるだろう。
なお、昨季のクラブはレギュラーシーズン81試合に出場し、平均26.0分のプレイで10.3得点、2.7リバウンド、1.2アシスト、0.8スティール、FG成功率45.9%、3P成功率39.3%を記録。
キャリア3年では通算147試合に出場し、平均19.6分のプレイで7.0得点、2.0リバウンド、1.0アシスト、0.6スティール、FG成功率44.7%、3P成功率38.5%を記録している。
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