フランス代表のエバン・フォーニエ「これからの僕たちはアンダードッグ」
NBAスターのビクター・ウェンバンヤマとルディ・ゴベアを擁するフランス代表は、パリオリンピックの金メダル有力候補の1チームだ。
だが、ブラジル代表との初戦では序盤に二桁リードを奪われ、日本代表との試合ではあわや敗戦という状況を強いられた。
NBAキャリア12年のエバン・フォーニエは、この結果に満足していないのかもしれない。
フォーニエによると、フランス代表はハングリー精神を持って戦わなければならないという。フォーニエのコメントをbasketnews.comが伝えている。
僕たちはここにヨーロッパ準優勝チーム、オリンピック準優勝チームとして来た。
だが、それは2~3年前のことだ。
今の僕たちのプレイは違う。
新しいシステムを開発しようとしているところだ。
毎年ゼロからのスタートだ。
オリンピックに来たら過去の結果のことは考えないし、気にしない。
常に自分自身を証明しなければならない。
僕たちは優勝候補として最初の2試合に臨んだ。
僕はそう見ているし、人々もそう見ていると思う。
これからの僕たちはアンダードッグだ。
そうすることでもっと良いプレイができるかもしれないね。
このチームは2019年から続いているが、アンダードッグの時のほうが良いプレイをしていると思う。
よりハングリーな時のほうが良いプレイをしている。
そうすることで解放されるのかもしれないね。
また、フォーニエは大健闘した日本代表を称賛した。
僕たちは完璧なプレイをしなかった。
ただ、僕は日本を称賛したい。
彼らはエネルギッシュにプレイし、本当に強いハートを持って臨んでいた。
彼らは僕たちにたくさんの困難をもたらした。
なぜなら、僕たちにハイペースなプレイを強いたし、僕たちのビッグマンをペイントエリアから遠ざけたからね。
僕たちが苦手としているところだ。
僕たちはビッグマン2人体制でプレイしている。
日本のようなスモールチームとの対戦は、僕たちにとってすごく複雑だった。
(フランス代表は)まだ適応しようとしているところだ。
僕は終盤にいくつかミスを犯してしまった。
責任から逃れるようなことは絶対にしない。
特に第4Qでは、うまくいっていない時は少し強引に行き過ぎてしまう。
だが、失うものは何も無い。
今のところ、正しいやり方を見つけることができていない。
それは事実だ。
何と言えばいいのか分からない。
フォーニエは重要な瞬間に3ポイントを成功させ、フランス代表の勝利に貢献した。
だが、実戦から長く離れていることが影響しているのか、精彩を欠くシーンも見られた。
フォーニエをはじめフランス代表の選手たちにとって、日本代表との試合で頬を叩かれた気分になったに違いない。
なお、フォーニエの日本代表戦のスタッツは以下の通りとなっている。
– | JPN |
---|---|
MP | 30:15 |
PTS | 14 |
TRB | 3 |
AST | 6 |
STL | 1 |
BLK | 0 |
TO | 0 |
FG% | 27.8% (5/18) |
3P% | 22.2% (2/9) |
FT% | 100% (2/2) |
+/- | 0 |