ボグダン・ボグダノビッチがトリプルダブルを逃したニコラ・ヨキッチについて「彼はスタッツのためにプレイしていない」
セルビア代表の一員としてパリオリンピックに出場しているNBAオールスタービッグマン、ニコラ・ヨキッチは、プエルトリコ代表との試合でトリプルダブルにあと1アシストに迫るパフォーマンスを見せ、チームを勝利に導いた。
セルビア代表は大量リードを奪ったこともあり、ヨキッチを第3Q最終盤にベンチに下げると、第4Qは次戦に向けてヨキッチを温存。
もしヨキッチが第4Qもコートに立っていたら、確実にトリプルダブルを達成していただろう。
ヨキッチは試合後、トリプルダブルにあと1アシストに迫っていたことを知られると、「仕方がないことだ」と短く答えたというが、同じくセルビア代表でプレイしているボヤン・ボグダノビッチによると、NBAでトリプルダブルを量産しているヨキッチは特に気にしていないという。
ボグダノビッチは試合後、ヨキッチのトリプルダブルについて質問されると、次のようにコメント。basketnews.comが伝えている。
会場のファンが「ニコラを(コートに)戻せ!」と叫んでいたのが聞こえた。
だが、彼はスタッツのことで外野に騒がれるのに飽き飽きしていると思う。
彼はスタッツのためにプレイしているわけではない。
そう断言できるよ。
スタッツの記録がスタートして以降、オリンピックでトリプルダブルを達成したのは1976年のアレクサンダー・ベロフ、2012年のレブロン・ジェイムス、2020年のルカ・ドンチッチのみだという。
ヨキッチは偉大な記録を逃してしまったが、次のドイツ代表戦もチームの勝利のためだけにプレイするに違いない。
なお、ヨキッチのプエルトリコ代表戦のスタッツは以下の通りとなっている。
– | PUR |
---|---|
MP | 23:02 |
PTS | 14 |
TRB | 15 |
AST | 9 |
STL | 2 |
BLK | 1 |
TO | 4 |
FG% | 71.4% (5/7) |
3P% | – |
FT% | 80.0% (4/5) |
+/- | +16 |