NBAレジェンドのボブ・クージーがジェイソン・テイタムを起用しなかったスティーブ・カーHCを痛烈批判「セルティックスに偏見を持っている」
チームUSAを指揮するスティーブ・カーHCはパリオリンピックの準決勝でNBA王者ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムを起用しなかった。
テイタムが起用されなかったのは、グループステージのセルビア代表戦に続き2度目だ。
これにNBAレジェンドのボブ・クージーが不満を爆発させた模様。
クージーはカーHCがテイタムを起用しなかったことについて、次のように指摘したという。larrybrownsports.comが伝えている。
これはたたの冷遇ではない。
彼にとって世界中で恥をかくような出来事だ。
オリンピックはそれほど大きな大会だ。
誰もが「彼に何か問題があるのでは?」と勘ぐってしまうだろう。
彼のためにボストンの誰かが立ち上がるべきだ。
わざわざ1人の選手を辱めようとしているんだ。
僕はそう考えている。
テイタムは今月のスポーツ・イラストレイテッドの表紙を飾った。
僕が読んだ中では、どの専門家も彼をトップ5選手に挙げている。
世界1位に選ばれることもある。
カーはそれに同意しないと言っているようなものだ。
カーが先週、彼を起用しなかった時、彼らに負ける危険はなかった。
今回は17点差をつけられ、負ける恐れがあった。
それなのにテイタムをベンチに座らせたままにした。
カーHCはセルティックスに対して何かしらの偏見を持っているに違いない。
僕はそう思っている。
そう指摘したクージーだが、おそらくカーHCはセルティックスに偏見を持っていないだろう。
なぜなら、セルティックスのジュルー・ホリデーとデリック・ホワイトに平均二桁の出場時間を与えているからだ。
カーHCは準決勝を終えた後、テイタムを起用しなかった理由について質問されると、グループステージのセルビア代表戦の後と同じ説明を繰り返した。
テイタムはセルビア代表戦でローテーションに入ることができなかったが、チームの勝利のためにできる限りを尽くすに違いない。
なお、テイタムのパリオリンピックのスタッツは以下の通りとなっている。
– | パリ五輪 |
---|---|
G | 3 |
MP | 19.9 |
PTS | 6.3 |
TRB | 6.0 |
AST | 2.0 |
STL | 1.0 |
BLK | 0.7 |
TO | 0.7 |
FG% | 38.9% |
3P% | 0% |
FT% | 83.3% |