デニス・シュルーダー「ヨーロッパのバスケットボールはエンターテインメントではない」
FIBAバスケットボールワールドカップチャンピオンのドイツ代表は、パリオリンピックを4位で終えた。
パリオリンピックを制したのは、史上最強の呼び声高いアメリカ代表だ。
だが、エキシビジョンマッチや決勝トーナメントでの戦いを踏まえると、NBAスターが揃ったアメリカ代表でも世界の頂点に立つのは簡単ではないことが明らかになったと言えるだろう。
ドイツ代表を牽引したデニス・シュルーダーも、ヨーロッパとNBAの差が縮まっていることを再び実感した模様。
シュルーダーはヨーロッパとNBAのバスケットボールについて次のようにコメント。basketnews.comが伝えている。
ヨーロッパのバスケットボールにはもっと注意しなければならない。
ヨーロッパのバスケットボールはエンターテインメントではない。
正真正銘IQのバスケットボールだ。
コーチングだ。
プレイを理解している高いIQの選手が本当に本当に揃っている。
セルビア、ギリシャ、スペイン、フランス、ドイツのようにね。
プレイを理解し、身体能力が高いチームがたくさんあるんだ。
たくさんのヨーロッパ出身選手がNBAで注目されている。
スロベニアのルカ・ドンチッチは世界最高の選手のひとりだ。
もちろんNBAは世界最高のリーグさ。
だが、ヨーロッパはNBAに確実に迫っている。
近年のNBAではドンチッチ、セルビア代表のニコラ・ヨキッチ、ギリシャ代表のヤニス・アンテトクンポと、ヨーロッパの選手たちがMVP候補に挙がっている。
また、このパリオリンピックを振り返っても、ヨーロッパのレベルが上がっているのは間違いないだろう。
とはいえ、世界との差が縮まっていることを実感したアメリカも、バスケットボールにますます力を入れるに違いない。
なお、パリオリンピックの最終順位は以下の通りとなっている。
順位 | チーム |
---|---|
1 | アメリカ合衆国 |
2 | フランス |
3 | セルビア |
4 | ドイツ |
5 | カナダ |
6 | オーストラリア |
7 | ブラジル |
8 | ギリシャ |
9 | 南スーダン |
10 | スペイン |
11 | 日本 |
12 | プエルトリコ |