ダーク・ノビツキー「ルカ・ドンチッチのプレイはまるで35歳」
ダーク・ノビツキーがNBAキャリア最後の1年を過ごした時、ルカ・ドンチッチはルーキーだった。
ドンチッチはユーロリーグMVPなどヨーロッパで確かな実績を残してNBA入りしたものの、ヨーロッパとNBAのバスケットボールには違いがあるため、当時は「ルカ・ドンチッチはNBAで通用しない」という声もあった。
だが、ドンチッチをそばで見ていたノビツキーは、ドンチッチのポテンシャルの高さを実感していた模様。
ドンチッチはゴーラン・ドラギッチの送別試合前日のイベントに出席した際、ドンチッチについて次のようにコメントしたという。basketnews.comが伝えている。
僕は彼と一緒に1年間プレイした。
僕の最後の年は彼の最初の年だった。
僕たちは皆、彼がどれほど優れた選手なのか知らなかったと思う。
彼はユーロリーグMVPだ。
だが、NBAに来ると何の意味もない。
練習の時に彼が試合をどう見ているのか、どう読んでいるのかが分かった。
彼のパスとスコアリングはこの世のものとは思えないほどだったんだ。
彼の1年目に一緒にいられて嬉しかった。
手助けできて良かった。
正直言うと、彼はまるで35歳のようなプレイをする。
すごくスマートだ。
ものすごくスマートで、バスケットボールIQがものすごく高い。
彼のようなプレイは見たことがなかった。
だから、彼に「あそこにパスを出せ」とは言えなかった。
彼のほうがよく分かっているからね。
彼とはバスケットボールについてよく話をする。
だが、彼を指導しているわけではない。
彼は彼であり、信じられないほどの才能を持つ素晴らしい選手だ。
最高の選手に成長した彼と1年目に一緒にいられたのは幸運だった。
ノビツキーとドンチッチはマブス時代に絆を深め、今も交流している。
ノビツキーの後継者となったドンチッチはノビツキーのようにマブスを牽引し続け、いずれはNBAチャンピオンに導くに違いない。