ドワイト・ハワードがレイカーズへのトレードを振り返る「行きたくなかった」
2004年のNBAドラフト1位でオーランド・マジックに入団したドワイト・ハワードはマジックで8シーズンを過ごした後、トレードでロサンゼルス・レイカーズへ移籍した。
「ドワイトメア」で話題を集めたハワードはレイカーズでNBAを代表するスーパースターのコービー・ブライアントとタッグを組むことになったが、ハワードはわずか1年でレイカーズを去った。
ハワードによると、当初からレイカーズへのトレードは望んでいなかったという。
ハワードは当時を振り返り、次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。
コービーと一緒にプレイするのは難しい。
まず第一に、勝つことが期待される。
そして、誰もが僕とコービーに新たなコービー&シャックになることを期待していた。
僕は怪我から復帰したばかりで、オーランドにいた時のメンタルの問題に対処していたところだった。
そのような状況の中でレイカーズへ行き、コービー・ブライアントと一緒にプレイする。
僕は彼のプレイを見ていた。
彼らはファイナルで僕たちを倒した。
僕はロサンゼルスへ行かなければならないことに腹を立てていた。
僕がロサンゼルスへ行きたくなかったことは、誰も知らなかったんだ。
(NBAファイナルで)レイカーズを倒したかった。
彼らはファイナルで僕たちを倒したから、僕は「なぜ僕たちを倒したチームに行かなければならないんだ?」という感じさ。
僕はブルックリンに行きたかった。
そこでキャリアをやり直したかったが、ロサンゼルスへ送られてしまった。
うまくいかなかった。
感情的に(レイカーズを)去ることを決断した。
賢明で論理的な決断ではなかった。
当時の僕は感情的に決断したんだ。
当時のレイカーズはウェスタン・カンファレンス7位でレギュラーシーズンを突破。
だが、ブライアントがアキレス腱を断裂したことも影響し、NBAプレイオフ・ファーストラウンドでサンアントニオ・スパーズに敗れた。
当時はハワードとブライアントの関係もうまくいっていないと報じられていたが、もしハワードがレイカーズでプレイし続けていればもっと早くNBAチャンピオンリングを勝ち取ることができたのかもしれない。
なお、ハワードの当時とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2012-13 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 76 | 1242 |
MP | 35.8 | 31.8 |
PTS | 17.1 | 15.7 |
TRB | 12.4 | 11.8 |
AST | 1.4 | 1.3 |
STL | 1.1 | 0.9 |
BLK | 2.4 | 1.8 |
TO | 3.0 | 2.7 |
FG% | 57.8% | 58.7% |
3P% | 16.7% | 21.4% |
FT% | 49.2% | 56.7% |