ヒートがブラッドリー・ビールをトレードで獲得できなかった理由とは?
マイアミ・ヒートは昨年夏、NBAオールスターポイントガードのデイミアン・リラード獲得を狙っていた。
リラードは最終的にミルウォーキー・バックスへ移籍したわけだが、ヒートはリラードだけでなく当時ワシントン・ウィザーズに所属していたブラッドリー・ビール獲得を狙っていた。
だが、ビールはヒートではなく、NBAオールスターのケビン・デュラントとデビン・ブッカー擁するフェニックス・サンズへ移籍。
では、なぜヒートはトレードでビールを獲得することができなかったのだろうか?
talkbasket.netによると、ビールはサンズへの移籍を望んでトレード拒否権を発動したため、ヒートへのトレードは実現しなかったという。
とはいえ、ウィザーズはビール、ジョーダン・グッドウィン、アイザイア・トッドをトレードで放出した見返りとして、NBAドラフト1巡目指名権4つ、2巡目指名権6つ、ランドリー・シャメット、クリス・ポールを獲得することができた。
トレードパッケージを踏まえても、おそらくヒートがこれを上回るのは難しかっただろう。
ヒートはNBAスターを獲得することができずにいるが、もし来季十分な結果を残すことができなかった場合、ロスターを見直す可能性は十分あると言えそうだ。
なお、ヒートの現在のロスターは以下の通りとなっている。
選手 | キャリア | 備考 |
---|---|---|
バム・アデバヨ | 7 | 2028年プレイヤーオプション |
トーマス・ブライアント | 7 | 2025年完全FA |
アレック・バークス | 13 | 2025年完全FA |
ジミー・バトラー | 13 | 2025年完全FA |
ジョシュ・クリストファー | 3 | 2025年完全FA ※2ウェイ契約 |
タイラー・ヒーロー | 5 | 2027年完全FA |
ヘイウッド・ハイスミス | 4 | 2026年完全FA |
ハイメ・ハケスJr | 1 | 2026年チームオプション |
ケシャド・ジョンソン | 0 | 2025年制限付きFA ※2ウェイ契約 |
ニコラ・ヨビッチ | 2 | 2026年制限付きFA |
ペレ・ラーソン | 0 | 2026年チームオプション |
ケビン・ラブ | 18 | 2026年完全FA |
ザイオン・プリン | 0 | 2025年制限付きFA |
ジョシュ・リチャードソン | 9 | 2025年完全FA |
ダンカン・ロビンソン | 6 | 2026年アーリーターミネイト オプション |
テリー・ロジアー | 9 | 2026年完全FA |
ドリュ・スミス | 2 | 2025年制限付きFA ※2ウェイ契約 |
アイザイア・スティーブンス | 0 | 2025年制限付きFA |
カリル・ウェア | 0 | 2026年チームオプション |