元NBA選手のポール・モケスキーが長身ビクター・ウェンバンヤマの健康を懸念「代償を伴う」
サンアントニオ・スパーズのビクター・ウェンバンヤマは、NBAキャリア2年目の来季を飛躍のシーズンにすると見られている。
圧倒的なサイズとウィングスパンを誇り、アウトサイドでもプレイできるウェンバンヤマは、相手にとって大きな脅威だ。
レブロン・ジェイムス以上の逸材とも評価されるウェンバンヤマが順調に成長すれば、NBA史上最も偉大な選手のひとりになるだろう。
だが、1979年から1991年までNBAでプレイしたビッグマンのポール・モケスキーによると、身長が高い選手は心臓の疾患に苦しむケースが多いという。
モケスキーはウェンバンヤマについて次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。
(背が高いと)代償を伴うものだ。
人間の身体というものは、それほど背が高くなるようにつくられていない。
ダリル・ドーキンス、モーゼス・マローン、アール・キュアトン、ウィルト・チェンバレン、ジャック・ヘイリー。
彼らは心臓関連の問題で亡くなったんだ。
僕のように背が高く、NBAでプレイした選手に起こることだ。
亡くなったビッグマンの死に方を見ると、確かに心配だ。
ただし、モケスキーによると、彼らがプレイしていた当時と比べると医療技術やトレーニング科学が飛躍的に進歩したため、それがビッグマンの延命に繋がる可能性があるという。
彼(ウェンバンヤマ)はトレーニングで極限まで追い込んでいる。
ヨガやストレッチ、僕たちはそういったものに取り組んでいなかった。
やれば良かったと思う。
僕たちはジャンピングジャックを15回だけして、「さあプレイしよう!」と言っていたものさ。
ウェンバンヤマのトレーニングスタッフは筋肉を増やすことを重視しておらず、コアマッスルの強化と柔軟性を重視しているとされている。
おそらくそれも怪我のリスクの軽減につながるだろう。
ウェンバンヤマが大きな怪我に見舞われず、偉大なNBAキャリアを送ることを祈るばかりだ。