リトアニアのバスケットボール連盟はディアンジェロ・ラッセルの帰化に消極的か?
ロサンゼルス・レイカーズのディアンジェロ・ラッセルは先日、リトアニアに帰化し、将来的にリトアニア代表の一員として国際大会に出場する可能性があると報じられた。
ラッセルもリトアニア代表入りに前向きな様子だが、リトアニアのバスケットボール連盟がラッセルを積極的に帰化させることはないのかもしれない。
リトアニアのバスケットボール連盟はラッセルの帰化報道を受け、次のような声明をリリースしたという。basketnews.comが伝えている。
リトアニアのメディアがラッセルの代表入りの可能性を推測している。
これは事実に基づいていない。
LKF(リトアニアバスケットボール連盟)は帰化手続きを開始しておらず、この件に関してラッセルと連絡を取っていない。
バスケットボールに関する決定については、ヘッドコーチのリマス・クルティナイティス率いるコーチングスタッフ、代表チームのプログラムマネージャーであるリナス・クレイザが担当している。
彼らのアプローチは明らかだ。
我々は今いる才能ある人材たちを使って成功することを目指している。
これは適切なプロセスだ。
この問題はバスケットボールの域を超えている。
リトアニアの国籍法によると、リトアニアで外国人に国籍が付与されるのは例外的な場合に限り、リトアニア大統領の承認が必要だという。
ラッセルの妻はリトアニア系であるため、ラッセルはリトアニアに帰化する事はできる。
だが、リトアニアはラッセルの状況を「例外的」として見ていないと報じられている。
アメリカ出身のアイスダンス選手アリソン・リードは、現地11月21日にリトアニア国籍を取得した。
彼女の競技パートナーはリトアニア国籍のサウリウス・アンブルレビチュスであり、アンブルレビチュスは2022年北京オリンピック出場資格を勝ち取ったが、リードは当時リトアニア国籍ではなかったため出場できなかった。
リードはリトアニアへの帰化をこれまで3度申請し、3度目にして帰化が認められたというから、ラッセルの今後に注目したいところだ。