ケビン・デュラント「自分の意志でキャリアを終わらせたい」

フェニックス・サンズは先日、NBAを代表するスーパースターのケビン・デュラントをトレード要員とし、ゴールデンステイト・ウォリアーズと交渉したと報じられた。
だが、デュラントがウォリアーズへのトレードを拒否したため、トレード交渉は破談。
では、なぜデュラントはウォリアーズへのトレードを拒否したのだろうか?
ドレイモンド・グリーンのポッドキャストにゲスト出演したデュラントはウォリアーズへのトレードを拒否した理由について質問されると、次のように答えたという。RealGMが伝えている。
僕は自分の意志でキャリアを終わらせたい。
それが僕が気にしている唯一のことだ。
多くの選手がその機会を得ることができないのを見てきたから、自分でその選択ができるように努力し続けたい。
ウォリアーズに関して言うと、僕は移籍したくなかった。
僕のような選手には大きなコストがかかる。
僕がシーズン途中にどこかのチームに加わると、そのチームに大きな負担をかけるだろう。
君たちが僕をトレードで獲得しようとした理由は分かる。
単純にビジネスの話だ。
だが、僕からすると、今このタイミングでそのような決断をするのは互いに意味がないと思う。
今季を最後まで戦い抜き、オフシーズン中にそういう決断をするなら、その時に考えればいいんじゃないかな。
デュラントによると、変化を起こす必要はなかったと感じたという。
もしサンズが今季十分な成績を残せなかった場合、サンズはデュラントをトレードで放出する可能性がある。
NBA史上最高のスコアラーがトレード市場に出た場合、多くのチームが獲得に乗り出すだろうが、デュラントの発言を踏まえると、ウォリアーズへのトレードの可能性はゼロではないのかもしれない。
ただし、ウォリアーズがデュラントを獲得するためには、多くの主力選手をトレード要員にしなければならないだろう。
なお、デュラントの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2024-25 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 45 | 1106 |
MP | 36.8 | 36.7 |
PTS | 26.9 | 27.2 |
TRB | 6.0 | 7.0 |
AST | 4.3 | 4.4 |
STL | 0.9 | 1.1 |
BLK | 1.4 | 1.1 |
TO | 3.0 | 3.2 |
FG% | 53.0% | 50.2% |
3P% | 40.2% | 38.8% |
FT% | 82.8% (キャリアワースト) | 88.2% |