カイリー・アービングが前十字靭帯断裂直後のフリースローを振り返る「涙が溢れそうになった」

ダラス・マーベリックスのNBAオールスターポイントガード、カイリー・アービングは、左膝の前十字靭帯断裂により長期離脱を余儀なくされた。
アービングは怪我した直後、フリースローを2本放って退場。
その様子を見てNBAレジェンドのコービー・ブライアントを思い起こしたファンも少なくないだろうが、アービング自身はどのような思いでフリースローラインに立ったのだろうか?
アービングは先日、ストリーミング配信中にこの件を振り返り、次のように語ったという。thescore.comが伝えている。
フリースローラインに立った時に涙が溢れそうになった。
身体がショック状態にあるのを感じた。
フリースローラインに立ってドリブルをついた時、まずは神に感謝しようと思った。
だが、すぐに先人たちのことを考え始めた。
特にコービーだ。
あの瞬間、シーズンが終わった感じがした。
痛みを感じ、涙が溢れた
何百万もの人々が僕を見ている。
何百万もの人々が僕のために祈ってくれている。
何百万もの人々が僕のこの旅に関わり、僕と同じ痛みを感じている。
身体的な痛みではないかもしれないが、僕と同じように苦しんでいる。
僕はただ強くありたかったんだ。
ブライアントは2013年4月に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ戦でアキレス腱を断裂。
ブライアントは足を引きずりながらフリースローラインに立ち、その後ロッカールームに下がった。
まさにマンバメンタリティを象徴する出来事のひとつとなったが、アービングの強靭なメンタルも多くのファンに勇気を与えたに違いない。