ナゲッツのオーナーがニコラ・ヨキッチのトレードの可能性に言及

NBAタイトル奪還を逃したデンバー・ナゲッツは、来季もニコラ・ヨキッチとジャマール・マレーを中心として戦うと見られている。
だが、サラリーキャップの問題をクリアすることができなかった場合、将来的にヨキッチをトレードで放出する可能性もゼロではない模様。
ナゲッツのオーナーを務めるジョシュ・クロエンケは現地24日、ナゲッツの状況について次のように説明したという。larrybrownsports.comが伝えている。
我々の組織としては、セカンドエプロンに入ることを特別恐れているわけではない。
ただし、慎重にならなければならないルールがある。
これまでの怪我の歴史を踏まえると、誰かが怪我をしてしまったらあっという間に最悪のシナリオに陥る可能性がある。
考えたくもないが、彼(ヨキッチ)をトレードしなければならないような事態だ。
我々はそれを強く意識しながら前に進む。
タイミングが来た時に可能な限りリソースを提供できるようにする。
ただ、セカンドエプロンがハードキャップなのかは正直確信がない。
だが、どのチームも非常に意識していることであるのは間違いない。
来季のセカンドエプロンは2億780万ドルと予想されている。
もしセカンドエプロンを上回った場合、トレードなどに制限がかかってしまうため、ロスターを強化するのが難しくなってしまうだろう。
ナゲッツは昨年夏、その問題を解消するためにケンテイビアス・コールドウェル・ポープに再契約をオファーしなかった。
契約をあと2年残しているヨキッチは今年のオフシーズン、もしくは来年のオフシーズンに延長契約を結ぶことができるが、果たしてナゲッツはどう対処するのだろうか?
なお、クロエンケはヨキッチとの延長契約について次のように語った。
我々は間違いなく(延長契約を)オファーするつもりだ。
彼が受け入れるかどうかは分からない。
今サインする場合と後でサインする場合、それぞれの金銭面の条件についてもしっかり説明するつもりだ。
現地7月8日に延長契約の資格を得るヨキッチは、このオフシーズン中に3年1億4940万ドルの延長契約を結ぶことができる。
一方、来年夏まで待てば4年2億3060万ドルの延長契約を結ぶことができる。