ジョーダン・クラークソンやジュリアス・ランドル、そしてダンジェロ・ラッセルと将来を期待されているルーキーを擁し、サマーリーグを戦ったロサンゼルス・レイカーズ。

契約下にある選手が少なくとも7名はロスターに含まれていたにも関わらず、レイカーズは1勝4敗という成績でサマーリーグを終えた。

期待のルーキーポイントガード、ラッセルは平均11.8得点、3.2アシストを記録するも、平均ターンオーバーは5.2、3P成功率はわずか11.8％と、決して良いパフォーマンスだったとは言えないだろう。

だが、サマーリーグを観戦したバイロン・スコットHCは、ラッセルに期待を寄せているようだ。スコットHCのコメントをLos Angeles Timesが伝えている。

「これをはっきりさせておこう。ラッセルはマジック・ジョンソンじゃない。マジックは殿堂入りした選手。ダンジェロにもその道はあるし、それを疑ってないよ。まだ先は長い。長い目で見れば、彼に起きたことは最高なことだったと言うようになるかもしれないね」

「信じられないようなバスケットボールプレイヤーになるチャンスが彼にはある。私はまだそう思ってるんだ」

「若い選手たちはこれから良くなっていくと、我々全員が考えてる。彼らはまだ若く、慣れていないということを、我々全員が理解してるんだ。彼らには長い道のりが待ってる。やらなきゃいけないことがたくさんあるよ。（サマーリーグの）1試合目から5試合目までで彼らがやってきたことに、私は非常に満足してる」

一方、ラッセルはサマーリーグを次のように振り返った。

「良くないね。自分に何ができるのか分かってる。俺らのポテンシャルを完全に出してプレイしたとは感じてない」

「自分のポテンシャルを完全に引き出すために、意識の持って行き方を解決しないと。スローダウンだね。スローダウンしてリラックスした時、ゲームは簡単になるんだ」

ラッセルはおそらく課題をひとつずつ克服していくはずだ。

それができなければ、スーパースターへの道はない。

逆を言えば、それが出来た時にスーパースターへの道が切り開けるのだろう。