コービー・ブライアント マイケル・ジョーダンとの比較論を避ける
現役ラストイヤーと噂されるロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアントはここ数シーズン、度重なる怪我に悩まされてきた。
それに同調するようにレイカーズの成績も下降線をたどり、ここ2シーズンはプレイオフ進出を果たせていないだけでなく、昨季はフランチャイズワースト記録となる21勝61敗、勝率25.6%という結果に終わった。
レイカーズを長年にわたって牽引してきたブライアントだが、マイケル・ジョーダンのスタイルを模倣しているのは有名な話であり、それはブライアント自身も認めている。
だが、キャリア晩年においては両者に違いがあり、現在37歳のブライアントは37歳当時のジョーダンとの比較を好んでいないようだ。ブライアントのコメントをthe USA Todayが伝えた。
「ここからは未知の領域なんだ。俺の37歳は、MJの(ワシントン・ウィザーズで現役復帰後)の37歳とは違う。言ってる意味分かるかい?彼は同じチーム、同じシステムの下でプレイしてなかった。大きな、大きな違いだよ。比較するバロメーターが本当にないし、フィジカルトレーニングも違う。リハビリの点でも違うよね。未知の領域なのさ」
ジョーダンはシカゴ・ブルズでの1997-98シーズン終了後、2度目となる現役引退を発表。
その後、2001-02シーズンからワシントン・ウィザーズで現役復帰を果たした。
引退間近になり、ブライアントはようやくジョーダンとの比較論から解放されるのだろうか?
なお、ジョーダンはキャリア最終年となった2002-03シーズン、レギュラーシーズン全82試合に出場し、平均37.0分のプレイで20.0得点、6.1リバウンド、3.8アシスト、1.5スティール、FG成功率44.5%、3P成功率29.1%を記録。
一方のブライアントは昨季、レギュラーシーズン35試合に出場し、平均34.5分のプレイで22.3得点、5.7リバウンド、5.6アシスト、1.3スティール、FG成功率37.3%、3P成功率29.3%を記録した。
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