リーグトップの成績でプレイオフに進出したミルウォーキー・バックスには、タイトル獲得の期待がかかっていた。

プレイオフに入っても快進撃を続け、ファーストラウンドでデトロイト・ピストンズをスウィープで下すと、カンファレンスセミファイナルではボストン・セルティックスと4勝1敗で撃破。

トロント・ラプターズとのカンファレンスファイナルでも先に2勝をあげ、好調を持続していたバックス。

だが、第3戦から4連敗を喫し、ファイナルに到達することはできなかった。

今季はオールスターに選出され、ヤニス・アンテトクンポと共にチームを牽引したクリス・ミドルトンはこの結果を振り返り、次のようにコメント。ESPNが伝えている。

「俺たちは素晴らしいシーズンを送ったと思う。60勝、NBAの歴史においてベストチームのひとつだ。長い間突破できなかったファーストラウンドを通過した。ただ、俺たちの目標（ファイナル進出）には達しなかった」

「経験だ。望むところに到達したいなら、いくつか乗り越えなきゃいけない。このことから学び、前に進むことができると良いね」

バックスがファーストラウンドを突破したのは2001年以来初。

残念ながらラプターズに敗れてしまったものの、プレイヤーたちにとって大きな経験になったのは間違いない。

フランチャイズ初のファイナル進出を果たしたラプターズのように、来季のバックスにはファイナル進出の期待がさらにかかることになるだろう。