タイアス・ジョーンズがまだどのNBAチームとも契約していない理由とは?
NBAキャリア9年目をワシントン・ウィザーズの一員として終えたベテランポイントガードのタイアス・ジョーンズは、まだどのNBAチームとも契約していない。
ターンオーバーが少なく、トラディッショナルなポイントガードのジョーンズにはロサンゼルス・クリッパーズなど複数のNBAチームが関心を持っていると報じられていた。
だが、まだ契約が実現していないのは、ジョーンズの要求に応じるNBAチームがないからなのかもしれない。
hoopsrumors.comによると、完全FAのジョーンズはスターターの役割と昨季のサラリー1400万ドル以上の契約を求めているため、まだ所属先を見つけることができていないという。
ほとんどのNBAチームはロスターを埋めつつあり、ジョーンズの要求に応じられるだけのキャップスペースがあるNBAチームはほとんどない。
また、ポイントガードのポジションの強化を必要としていたほとんどのNBAチームはすでに新たなポイントガードを獲得したため、ジョーンズが入る余地はなくなりつつある。
デトロイト・ピストンズとユタ・ジャズにはジョーンズに十分なサラリーをオファーできる余裕があるものの、ピストンズとジャズは若手ガード選手たちに出場時間を与えて成長を促すことを計画しているため、ジョーンズにスターターの役割を与える可能性は低い。
つまり、ジョーンズが新たな契約を勝ち取るためにはサラリー、もしくは役割を妥協するしかないのかもしれない。
果たしてジョーンズは新たな所属先を見つけることができるのだろうか?
なお、ジョーンズの昨季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2023-24 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 66 | 601 |
MP | 29.3 | 20.4 |
PTS | 12.0 (キャリアハイ) | 7.4 |
TRB | 2.7 (キャリアハイ) | 2.0 |
AST | 7.3 (キャリアハイ) | 4.3 |
STL | 1.1 | 1.0 |
TO | 1.0 (キャリアワースト) | 0.8 |
FG% | 48.9% (キャリアハイ) | 44.5% |
3P% | 41.4% (キャリアハイ) | 36.7% |
FT% | 80.0% | 81.3% |