エバン・フォーニエがフランス代表に苦言「基礎が欠けている」
フランス代表は2勝1敗でパリオリンピックのグループステージを突破した。
だが、ブラジル代表戦と日本代表戦は厳しい戦いを強いられ、ドイツ代表には完敗するなど、メダル獲得候補とは言い難い内容にとどまっている。
ドイツ代表戦では第3Q終了までにわずか46得点に抑えられ、その時点でフランツ・バグナーとデニス・シュルーダーに合計47得点(最終的に52得点)を許してしまったのだ。
NBAでの経験豊富なエバン・フォーニエによると、フランス代表には基礎が欠けているという。
フォーニエはドイツ代表戦を振り返り、次のようにコメント。basketnews.comが伝えている。
彼らとの対戦でひどいプレイをすると、当然だがすごく難しくなる。
彼らの2人のベストプレイヤーに得点の半分を許してはならない。
絶対にだめだ。
彼らは彼らのスタイルを貫き、僕たち相手にやりたいことをやり通した。
そこが優れていたと思う。
僕たちには基礎が欠けていると思う。
前に進まなければならない。
間違ったプレイをしてしまう時もある。
すると、その代償を支払わなければならない。
今の時代においては最高のディフェンスはオフェンスだ。
1990年代や2000年代のようにハーフコートでディフェンスする時代ではない。
オフェンスが不可欠だ。
コート上のバランスとトランジションが重要だ。
特にドイツのようなトランジションが強いチームと対戦する時はね。
そう指摘したフォーニエだが、メダルを獲得する自信は失っていないという。
もちろんだ。
負けたのは痛い。
だが、パリではもっと良いプレイをするだろう。
僕たちは優勝候補として見られていない。
それは明らかだ。
嘘をつくつもりはない。
だが、そうは言っても僕たちがもっと素晴らしいものを見せることができないというわけではない。
準備はできている。
フランス代表はパリオリンピック前のエキシビジョンマッチ最初の2試合を制したものの、その後4連敗してパリオリンピック本番に臨んだ。
現時点ではその悪い流れを完全に断ち切ることができていないように見えるが、果たしてフランス代表は決勝トーナメント初戦で強豪カナダ代表に勝利することができるだろうか?