ジェイソン・テイタムの後悔「公の場で自分の気持ちをもっと表現できたかもしれない」
ボストン・セルティックスのNBAオールスターフォワード、ジェイレン・ブラウンには、これまで何度もトレードの噂が浮上した。
最終的にブラウンがトレードされることはなく、相棒のジェイソン・テイタムとともにセルティックスを悲願のNBAチャンピオンに導いたのだが、テイタムには後悔があるようだ。
テイタムによると、ブラウンがトレードの噂に巻き込まれていた時に公の場でブラウンのトレードを否定する発言をすべきだったという。
テイタムは当時を振り返り、次のようにコメント。hoopsrumors.comが伝えている。
僕はいつも彼(ブラウン)にこう伝えているんだ。
「僕は公の場でもっと自分の気持ちを声にすべきだったかもしれない」とね。
僕が彼にここにいてもらいたいということを、彼は分かっていた。
だが、僕はいつも彼に「僕はそういった話題には関わらない」と言っていたんだ。
僕がブラッド(・スティーブンス)に「この選手を獲得したい。この選手を放出したい」と頼んだことは一度もない。
僕は自分の仕事をして、バスケットボールをプレイしたいと思っている。
当時を振り返ると、自分の発言が誰にどのような影響を与えるのか理解していなかった。
なぜなら、そのような状況に置かれたことがなかったからね。
「他に誰もいらない。JBにいてほしいんだ」と公の場で言っていれば良かった。
僕はいつも「関わりたくない」と思っていたんだ。
僕たちは互いを必要としていることに気付いた。
共存する方法を学んだ。
成功するためには、僕たちが最高のバージョンにならなければならない。
キャリア序盤の僕たちは最高のプレイメイカーではなかった。
だが、僕たちは全力を尽くす選手に成長した。
攻守にわたって貢献し、最高のチームメイトになれる選手の良い例になりたいと思っているんだ。
NBA連覇を目指すセルティックスは、このオフシーズン中にロスターをほとんど動かさなかった。
つまり、来季もテイタムとブラウンのNBAオールスターデュオがチームを牽引するだろう。
ようやく共存する方法を見つけたテイタムとブラウンは良きライバル、良きチームメイトとして互いを高め合い続けるに違いない。
なお、テイタムとブラウンの昨季のスタッツは以下の通りとなっている。
– | J・テイタム | J・ブラウン |
---|---|---|
G | 74 | 70 |
MP | 35.7 | 33.5 |
PTS | 26.9 | 23.0 |
TRB | 8.1 | 5.5 |
AST | 4.9 (キャリアハイ) | 3.6 (キャリアハイ) |
STL | 1.0 (キャリアワーストタイ) | 1.2 (キャリアハイタイ) |
BLK | 0.6 | 0.5 |
TO | 2.5 | 2.4 |
FG% | 47.1% | 49.9% (キャリアハイ) |
3P% | 37.6% | 35.4% |
FT% | 83.3% | 70.3% |