カール・アンソニー・タウンズがウルブズに対する「期待外れ」の声を受け「経験が必要だった」
NBAオールスターのアンソニー・エドワーズとカール・アンソニー擁するミネソタ・ティンバーウルブズには昨季、NBAタイトル獲得の期待が集まっていた。
ウルブズがNBAプレイオフ・ファーストラウンドでフェニックス・サンズをスウィープし、カンファレンスセミファイナルでデンバー・ナゲッツを下した時、多くのウルブズファンは期待を高めたことだろう。
だが、ウルブズはカンファレンスファイナルでNBAを代表するスーパースターのルカ・ドンチッチとカイリー・アービング擁するダラス・マーベリックスに1勝4敗で敗れてしまった。
この結果を受け、ウルブズに対して失望の声があがっていたが、タウンズによると、ウルブズにとって昨季は成功のシーズンだったという。
タウンズはウルブズに対する失望の声について、次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。
どんな形で終わったとしても、僕は失望のシーズンだったとは思わない。
僕はシーズン序盤に「スペシャルなことを成し遂げたい」と言ったと思う。
皆は「ビッグラインナップはうまくいかない」と言っていたが、僕は「うまくいくから見ていてくれ」と言っていた。
皆は笑っていた。
そして僕たちはウェスタン・カンファレンスファイナルに進出し、皆はそのことを無視するかのように振る舞っている。
次のステップに進むためには経験が必要だったと思うし、僕たちはそのために正しいことをした。
優勝するためにはそういった経験が必要だ。
優勝したボストン・セルティックスだってファイナルで敗退し、プレイオフで敗退した時期を乗り越えなければならなかった。
そうやってチームの結束力が高まったんだ。
ウルブズがNBAプレイオフに進出するのは3年連続だった。
だが、ファーストラウンドを突破したのは2003-04シーズン以来初であり、ウルブズのフランチャイズの歴史上2回目だ。
ロスターをほとんど動かさなかったウルブズはよりケミストリーを高めるだろうが、日本で結婚式を挙げるなど充実したオフシーズンを過ごしているタウンズは来季もウルブズを牽引するパフォーマンスを見せ、昨季以上の成績に導くことだろう。
なお、タウンズの昨季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2023-24 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 62 | 573 |
MP | 32.7 | 34.0 |
PTS | 21.8 | 22.9 |
TRB | 8.3 | 10.8 |
AST | 3.0 | 3.2 |
STL | 0.7 (キャリアワーストタイ) | 0.8 |
BLK | 0.7 | 1.3 |
TO | 2.9 | 2.7 |
FG% | 50.4% | 52.4% |
3P% | 41.6% | 39.8% |
FT% | 87.3% | 83.9% |