元NBA選手のケンドリック・ナンがトルコの国籍取得へ
ケンドリック・ナンはNBAキャリア3年を終えた後、活躍の場をヨーロッパに移した。
そのナンが、FIBAのバスケットボール大会にトルコ代表の一員として出場することを計画している模様。
basketnews.comによると、ナンはトルコの国籍を取得するために申請書を提出したという。
これが認められれば、ナンは今後トルコの代表としてFIBAのバスケットボール大会に出場する可能性がある。
ただし、トルコ代表をヘッドコーチとして指揮するエルギン・アタマンは、「帰化選手については複数の選択肢がある」としている。
トルコ代表にはタリク・ビベロビッチという帰化選手がすでにいるが、ボスニア・ヘルツェゴビナ生まれのビベロビッチは自身を「トルコ人」と考えているにも関わらず、これまで帰化選手として扱われている。
トルコのバスケットボール連盟はビベロビッチを「帰化選手」ではなく、「トルコ人選手」として扱うようFIBAに働きかけるというが、もしそれが実現すれば、ナンのトルコ代表入りの可能性は高まるだろう。
なお、トルコには元NBA選手のシェーン・ラーキンとスコッティ・ウィルベキンという帰化選手がいるが、彼らは2023年に怪我を理由にトルコ代表入りを拒否し、それがトルコのバスケットボール連盟との確執につながったため、以降はトルコ代表に招聘されていない。