レイカーズが1巡目指名権を維持したままジェラミ・グラントをトレードで獲得するパッケージとは?
多くのNBAチームがこのオフシーズン中にロスターを調整した一方で、ロサンゼルス・レイカーズはロスターをほとんど動かさなかった。
ローテーションに入っていたトーリアン・プリンスとスペンサー・ディンウィディーを失ったレイカーズに新たに加わったのは、今年のNBAドラフトで指名したダルトン・コネクトとブロニー・ジェイムスのみ。
だが、ジェイムスはシーズンのほとんどをGリーグで過ごす見込みであり、コネクトがローテーションに入る保証もない。
レイカーズがNBAタイトルを獲得するためには経験と実績ある3&Dの選手を加えたいところだろうが、その候補のひとりに挙がっているのがポートランド・トレイルブレイザーズのジェラミ・グラントだ。
だが、ブレイザーズは再建中のチームであるため、グラントのトレードのリターンに若手選手やNBAドラフト1巡目指名権を要求する可能性が高い。
しかし、レイカーズはNBAドラフト1巡目指名権を維持したままブレイザーズの興味を引くトレードパッケージを用意できるかもしれない。
fadeawayworld.netによると、レイカーズは八村塁、ゲイブ・ビンセント、ジェイレン・フッド・シェフィーノ、2025年のNBAドラフト2巡目指名権(ロサンゼルス・クリッパーズ経由)をトレードパッケージとすれば、グラントを獲得できる可能性があるという。
レイカーズにとって大きなスコアリングオプションのひとりである八村を放出するのは大打撃だ。
だが、グラントはディフェンスに定評ある選手であり、スコアリングについても平均20得点を期待できる。
一方、ウィングのポジションが薄いブレイザーズにとって、グラントより若い八村は長期的な戦力となる可能性がある。
現時点ではこのオフシーズン中にトレードが実現する可能性は低いが、もしレイカーズがシーズン前半で良い成績を残すことができなければ、このトレード案は一考の価値があるのかもしれない。
なお、ブレイザーズの現在のロスターは以下の通りとなっている。
選手 | キャリア | 備考 |
---|---|---|
デニ・アブディア | 4 | 2028年完全FA |
ディアンドレ・エイトン | 6 | 2026年完全FA |
ダラノ・バントン | 3 | 2025年完全FA |
トゥマニ・カマラ | 1 | 2026年チームオプション |
ドノバン・クリンガン | 0 | 2026年チームオプション |
ヘンリ・ドレル | 1 | 2025年制限付きFA |
デボンテ・グラハム | 6 | 2025年完全FA |
ジェラミ・グラント | 10 | 2027年プレイヤーオプション |
スクート・ヘンダーソン | 1 | 2025年チームオプション |
ブライス・マクゴーウェンズ | 2 | 2025年制限付きFA ※2ウェイ契約 |
ジャスティン・ミナヤ | 2 | 2025年制限付きFA ※2ウェイ契約 |
テイズ・ムーア | 1 | 2025年制限付きFA ※2ウェイ契約 |
クリス・マレー | 1 | 2025年チームオプション |
デュオプ・リース | 1 | 2026年制限付きFA |
ライアン・ルパート | 1 | 2025年チームオプション |
シェイドン・シャープ | 2 | 2025年チームオプション |
アンファニー・サイモンズ | 6 | 2026年完全FA |
マティス・サイブル | 5 | 2025年プレイヤーオプション |
ジャバリ・ウォーカー | 2 | 2025年制限付きFA |
ロバート・ウィリアムス | 6 | 2026年完全FA |