クリーブランド・キャバリアーズのマックス・ストゥルースは、2019-20シーズンにシカゴ・ブルズの一員としてNBAデビューを果たした。

NBA選手の中にはいわゆる「ルーキーの洗礼」を浴びる者もいるというが、ストゥルースに洗礼を与えたのはカーメロ・アンソニーだった模様。

ストゥルースによると、NBA選手として初めてコートに立った時、ここぞとばかりにアンソニーがスコアリングを狙おうとしてきたという。ストゥルースのコメントをtalkbasket.netが伝えている。

NBAの洗礼を浴びた瞬間は、ポートランドでコートに入った時だ。

僕はブルズと2ウェイ契約を結んでいた。

コートに出たのは30秒くらいだった。

当時カーメロ・アンソニーがトレイルブレイザーズにいた。

僕を見た途端、彼の目が輝いた。

彼は「ボールをくれ！」と叫び始めたんだ。

スイッチで彼にマッチアップすることになり、すぐにアイソレーションの状況になった。

だが、幸いにも誰かがファウルし、そのプレイは止まった。

そして僕はすぐにベンチに下げられた。

あの時に確かに思ったんだ。

「カーメロ・アンソニーが僕に向かってくる。僕はここにいるぞ！」とね。

あれがその瞬間のひとつだった。

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ストゥルースはブルズで2試合の出場にとどまったが、マイアミ・ヒートに移籍後はシーズンを経るごとに成長し、キャブスに移籍した昨季はNBAキャリアベストのシーズンを送った。

アンソニーがこの出来事を覚えているかどうかは分からないが、ストゥルースにとって初めてNBAを感じた瞬間だったに違いない。

なお、ストゥルースの昨季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。

–	2023-24	NBAキャリア
G	70	259
MP	32.0	25.5
PTS	12.2 （キャリアハイ）	10.6
TRB	4.8 （キャリアハイ）	3.2
AST	4.0 （キャリアハイ）	2.2
STL	0.9 （キャリアハイ）	0.6
BLK	0.4 （キャリアハイ）	0.2
TO	1.6	1.0
FG％	41.8％	42.4％
3P％	35.1％	36.5％
FT％	79.4％	81.1％